はいどうも、漬物さんですよどうもどうも。
震災前から大事に?使いまわしているうちの FELT QX65 だった何かが、今度はシングルスピードになるってぇ話でしてね。いやはや…まあ、ここまで来ると壊れるまでは、否、壊れてもどこかに飾っておきたいなあと思うくらいの愛着がでるもんです。売ってしまうかと悩んだこともありましたがねえ(しみじみ)。
で、出来上がったのは上図。ヤンチャな髪型してた高校生が甲子園を目指すために坊主にしたようなさわやかさを感じます。感じますよね?うんうん。
工程とプロセスは下記の通り、ということで、さくっとおっぱじめましょう。
1) ホイールにスペーサーとギアを装着
2) チェーンラインがまっすぐになるよう調整
3) チェーンを詰めて張りを見る
4) 試乗。問題なければ次の工程へ。
5) ハンドル取り外し
6) フラットハンドル取りつけ
7) ワイヤー引き直し
8) 試乗・調整
9) 完成
1番~4番はあっという間ですよ。使う工具と材料は以下の通り。
上から順に、スプロケット交換工具、ロックリング用の工具、モンキースパナ、ギアスペーサー。
専用工具を買うときはかなり躊躇したもんです。お店に持ち込んでやってもらえば少ない工賃で安心と結果を得られるってのに…なんてね。複数台の自転車があるご家庭なら思い切って買っちまってもいいような気がします。
スプロケットをぐぎぎぎとはずしまして
うちにあるスプロケットを持ってきては吟味。9速、10速、10速とあるのかな。
大きいギアのほうがペダルの踏む込を軽くできるってのは御存知の通り。なのだけど、薄い。
いっぽう、小さなギアだと少しだけフリー部分とかみ合うところが厚い。こっちの方がきちんと噛みこんでくれるし、フリーを痛めないらしいですよ奥さん。ギア比?ナンすかそれ。
というわけで適当に仮組します。ギアの小ささにめちゃめちゃビビりますが、シングルスピードっぽさは出てますよねえうんうん(相好を崩しながら)。
ではフレームにホイールを戻して…ってギアが全然かみ合わないじゃないか。どーいうことだよ…ってそりゃあそうです。リアディレイラーつきっぱなしだもの。フレームの外側に外側にとチェーンが引っ張られるに決まってます。
というわけで。
これも
これも、取っ払ってしまいましょう。
超スッキリ。何ぼか軽量化したんでしょうけれど、あまり興味がないので計測すらしません。
工程的にはここら辺でチェーン繋いで上手くいくかどうかを見極める予定でしたが、面倒になったのでハンドルも取り替えてしまいましょう。イエス、勢い。
このドロップハンドルは…ああ、奥様の Avail2 についてきたすっごく狭い奴だ。悪くはないのだけど、広い方が好きです。手持ちのハンドルは…
すぺしゃらいずど…?そうそう、奥様の 29er に最初からついてきたやつだった。これを使いましょう。
こうして
こう。ブレーキは V ブレーキ用であります。メカニカルなディスクブレーキ引くならこれで大正解なのです。
さて、ここからがかなり厄介という噂のチェーン調整。
何が厄介って、半駒ぶん足らなくてつなげねえ!という事態が発生するからです。ちなみに今回はリアが 13T、フロントは 42T でやっておりますが…ドンピシャでつながりました。バッチリビッチリです。
チェーンラインの調整は、リアのスペーサーを増減させることで何とかします。締めては外し、外しては締め…とやってるうちに適正位置が出てきます。適正位置ってのはえーと、ペダルを両方向に思いっきり回転させてもチェーンが外れない位置的なアレです。ざっくり過ぎるって言われてもまあ、それがすべてなんですよセニョリータ。
出来ました。ちゃんとしたシングルスピードバイクにふれたことがないので、チェーンのテンションがどれくらいが正解かわからないのですが…まあ、うん、問題ないんじゃね?と言う気がします。
グリップはこれまたシンプルな奴を。580円だったかな?いつものように水道系グッズでと言うのも考えたのですが、フロントアップするときにズレたら死ねるのでゴム製にしましたよ。
いっちょあがり。早速試乗しましょう。
重っ!!!
ペダル漕ぎながら笑っちゃうくらい重いでやんのwwwwなにこれスゲエwwwとか言いながらその辺を走ってみたんですが、これはこれで、うん、なかなか面白い!
走りだしてさえしまえばスピードを維持したり増したりするのはさほど難しくなくて。これがシングルスピードか、確かにこう、なんて言ったらいいんだろう。ダイレクト!って感じ?
うん。ダイレクトに脚を奪っていくんだわ、回転の重さが...ボクの脚を削るんだよォ。
どれ、ちょいと計算してみましょう。後 13T -前 42T と言うことは、ギア比は 3.23。…えっと。ギア比がわかってもそれが適正なのかどうなのかさっぱりわからんのが悲しいところ。と、とにかく後のギアが大きくなればその分軽くなるはずなのだから、と17Tを装着。ギア比は 2.47 となりました。
うーん…まあ…こんなもん…かな?それでもやっぱり重いけどなあ、と 21T や 22T を付けてみようとしたらばなんという事でしょう、半コマ合わない。するとどうなるか。理想より 1.5 コマのズレが生じます。そうなるとチェーンのテンションはゆるゆるとなり、すぐに外れてしまうという状態になるってわけですね。
こうなった場合の解決策は二つ。
1) チェーンテンショナーを付ける
2) フロントのチェーンリングを交換する
1のチェーンテンショナーのお値段は大体1,500円~なので、これを付けるってのがまあ、安価かつ鉄板…なんだけど、私が持っているスプロケットでこれ以上大きなギアを付けようと思うと、ギア三枚が一つになったものしかつけれないのよね。せっかくのシングルスピードなのにギヤ三枚あるってのはちょっと嫌。ので却下。
2については、モノがないという可能性が大きいのよね。面倒くさいことにクランクにはPCD(またはBCD)というのがあって…詳細は省きますがうちのは 130mm で 5 穴。PCD130mm で装着できる一番小さいチェーンリングは 38T 。ギア比は 2.0 まで落ちるのでこれがまあ、現実的かな。
じゃあ2番で行きましょう。と、お値段を調べると大体 3,000 円程度。うーん…。うん?いやいっそクランクごと買っちまえばいいんじゃねえの?というわけで新しい選択肢が浮上。
3) 新しいクランクを買う
お値段2,000円後半くらい。中古でもいいか、とさらに探してみると FC-M391(Acera相当) が2,380円ですと。これでいいじゃん。あーでもなー、どうせ買うんならホローテック II 対応がいいかなあとヤフオクあたりをウロウロするも、そもそもそんなにお金をかけるつもりがないんだったのである。話はそれるけど、私、スクエアテーパーの BB のほうがいろんな意味で優秀な気がするんだよなあ…重量以外は。
というわけで、新しいクランク到着まち。シングルスピードに飽きたらまたドロハン付けてシクロクロス化するという選択肢も残せてるし、今回導入のクランクの歯数(44-32-22t)なら、今度こそまともに走れるような気もしますし。
で、いまさらながらですが、シングルスピードの基本ギア比は 2.0 なんですって。そのあたりを目安にまたチェーンをつないだり切ったりしていく所存であります。あー楽しみ楽しみ。
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