サイクルフェスタ丸森 2015 に参加してきました

　はいどうも、漬物さんですどうもどうも。今年もこの季節がやってまいりました。宮城県内のサイクルイベントとして盤石の地位を築きつつあるサイクルフェスタ丸森。今年は好天に恵まれそうです。

　第一回、第二回とこれで３連続の参加。昼休みになると同時に自分のスマートフォン握りしめながら必死でエントリーしたのが報われました。第三回にしてエントリー峠ができる大会ってのも凄いですよね。

　その魅力は、丸森町の自然・風景、美味しいエイド、町民の皆さんの歓迎ムード、豪華抽選会、そしてなによりスタッフの皆さんの頑張りにつきます。私もランドヌール宮城のスタッフとして開催側に回ることもあるのですが、スタッフの頑張りやら気遣いってモロにイベントへの充実度につながるんじゃないかなと思ったりもします。私も丸森サイクルプロジェクトの皆さんの境地に追いつけるよう頑張りたい所存。

　さて、レポートレポート。超がつくほど楽しかったサイクルフェスタ丸森2015、ロングコースの様子をお伝えします。




　ちょっと肌寒いけれど快晴に恵まれた宮城県内。一週間前からいそいそと準備していた装備を車体やメットに着けたりしながらもういくつ寝ると、と指折り数えて楽しみにしていたサイクルフェスタ丸森の開催です。引越のため、丸森町からは遠くなってしまったのをすっかり忘れてて軽く遅刻気味に会場入り。早速自転車を組み上げて受付へ…いやあ、周りの視線が痛いなあなんて感覚はとうの昔に捨てたと思っていたのですがみんな振り返るもんですねえハハハ。漬物さん達だ！といろんな人にお声掛けいただけまして、ありがとうございます（照

　受付に向かうと今年は司会の方も悪魔ルック。年々ハロウィン度が上がっているのはとてもいいことですフフフ。対する我々の格好と言えば

（Cさん撮影）

　マントはじめました（照
　いやまあその、なんですか、一番のポイントは奥様のハンドルにくっついてるジャック・オー・ランタンです。ヒーホー！と今にも喋りそうでしょ？

　そんな我々を遠巻きにしつつも一緒に走ってくれた方がこちら。

　左から。うちの奥様（ジャック・オー・ランタン）、私（29er）、今回のチームの良心りんせいさん（TREKのロード）、陽炎さん（ろんぐらいだぁすフルコンプ装備）、YO-TAさん（ミニベロ）…という、うん、なんつうか、集まるべくして集まってしまったアレな５人ですね。ハッハッハ。

　さて、話を時系列に戻しましょう。
　あわてて受付を終え、これまたたっぷりのお土産をいただきました。一度車に戻ってからロングコースの列に並びます。

　ラブライバー？な人、ピンクの圧力団体と呼ばれるみなさんたちの後方にすちゃっと。もちろん圧力団体からは「いよっハロウィン！」「漬物さんまたかよ！」などの声援？が飛ぶわけです。

　類は友を呼ぶ（失礼）のか…宮城ブルベのろんぐらいだぁす！信奉者の陽炎さんも合流。凄いんですよー。自転車はもちろん、小物から何からぜーんぶろんぐらいだぁす！で統一だもの。本人いわく「給料が右からMAKINOに流れていきました…」とのことｗ

　今年から車検を行うことになり、メット、グローブ、ベル、尾灯、前照灯がちゃんとついてないとダメと言うことになりました。これはとってもいい制度だと思います。道交法は最低限守らないと町のイベントとしてはやっぱりアレですし。いろいろな批判もあるかとは思いますが、メットはつけておいた方が死ににくいですよ（実感こめて）。

　そして町長登場。

　どこからか「町長も走るんだべー？」なんて声が聞こえてきましたが、サイクリストな方なのかしら。いつか一緒に走れる日を心待ちにしております。

　こののち、幼女たちの応援角田市にあるチアリーダースクールのパフォーマンスを見ながらスタートまでの時間を過ごします。小学生はげんきだねえ。

　スタート！とスタートしたんですが、数百メートル走って思ったのはですね、29er でロードについていくの超厳しい、と言う事でした。YO-TAさんはモールトンのミニベロに載ってたのですが、全然追いつけねえ（汗）。これぁヤバいと坂道くんばりにケイデンスをあげて追走です。

　案山子祭り開催中のいつもの撮影ポイントを…ってアレ？いつものところにある案山子たちがお茶をしているブースが無くなってます。あらー残念と思っていると、なんと今年はグレードアップしての登場。前述の5人勢揃いの写真がそれです。案山子の量自体も増えていて、一気に過疎が解消されて…ってのはあまりジョークにもならないか。この季節、夜にこの道を通るブルベのコースを作ったらさぞや楽しいことになりそうだなあと妄想しながら進みます。

　天気は本当に恵まれており、丸森町の自然が豊かで美しいってのを改めて認識しました。

　道幅は狭いのですが、交通量もさほどないしフラっとでかけるなり周回コースでガチ練するのにもいいと思いますよ。個人的には写真撮りながらふらふらしたい衝動に駆られます。

　さて、恒例の写真撮影ポイントが近づいてきたのですが…何やら戦いの声が聞こえます。すわ何事、と駆けつけるとそこには―

　ライダーに単騎で挑みかかるもあっさり倒されているショッカーの姿が！

　― というシチュエーションを要求するダメな大人たちの姿がこちら。

　中の人が誰かはうすうすわかってはいるのですが、ノリノリですな。この撮影ポイントに合わせた格好をしてきたというわけで、さすが研究してるなあと思った次第。もちろんコスプレ賞はショッカーさん（仮名）が受賞されてました。

　ところでこの仮面ライダーは何なんでしょうね…と調べてみたところ、1993年にバイクと共に置かれたという記載はあるものの詳しいことはわからずじまい。なんで V3 なのか。謎は深まるばかり。誰か来年、仮面ライダーシリーズでコスプレして記念撮影してくれないかなあ。

　さて、そろそろお腹がすきました。第一エイドはまだかいな、とえっちらおっちら登ります。獲得標高は結構あります。そういえば「坂きらい」と背面にかかれたジャージの方がちらほらいましたねえ。あのジャージ私も欲しいってくらい坂は苦手です。

　今年はエイドの場所が変わり、広くて景色が見通せるこちらになりました。

　ダムの上！風は強めの日だったのですが、川に冷やされた風が直接当たるので寒い寒い。けれど、エイドはめっちゃ美味しい。大学芋に蒸しパン、古代米のお汁粉に名物ヘソ大根ツナver.。どれもこれも体に染み渡ります。シソジュースは残念ながら売り切れとなってたのだけれど、きっとおいしかったんだろうなー。

　美味しい美味しいとペロッと食べおえ、トイレ行列に並んだら再開です。しかし、良い天気。スカーンと晴れてくれるのがこんなにうれしいと思ったこともありません。

　さて、目指すは第二エイド。ここから 15km も無いですよーとご案内いただいたものの、私と奥様は既にバテバテ。とはいえ、エイドをしっかり頂いたのでまだまだ走りますよっと気合を入れなおします。

　こう、アレですね。天気がいいのは嬉しいんですが、ピーカンの下で見るジャック・オー・ランタンってのは意外に間抜けなもんですね（苦笑

　バテた私たちを峠のてっぺんで待ってくれる皆さんのもとへ駆け寄りつつ第二エイドへ。

　くーださーいと行くとちび丸まんじゅうを三ついただけました。どこかのエイドでTrick or Treat くらい言おうかと思っていたのですがお菓子をもらったのでもういたずらはできませぬ。

　このまんじゅうはちび丸の名前の通り小さいんですけどめっちゃ美味しい。身体に染み渡る美味しさと甘さ。思わず会場で買って帰りました。今日のおやつですふふふ。

　そしてついに、サイクルフェスタ丸森の絶景ポイントへ移動します。初めての快晴、その風景はどんなもんなのでしょうね、とぐるぐるペダルを回します。

　おお、これか―息も絶え絶えになりながら登った先には確かに絶景が広がってました。下りの道路から目線を揚げると重なり合った山々の緑や青、紫のコントラスト。山紫水明の山紫とはまさにこのことか。ようやく拝むことができました。丸森は本当綺麗だよな。

　ちょっと呆けてから再スタート。今度は水明を見に行きますよ。

　阿武隈川は単に美しいだけじゃなく、文化や経済の通り道でもあったと記憶しています。大雨の影響を受けたその勇壮な流れを見つつ、うん、お腹が減りました。はらへったー！

　木のトンネルをくぐればもうすぐ「やしまや」さんです。タケノコカレーが絶品なのですが、今回のエイドの内容はこちら。

　いやあ、どれもこれもおいしい。豚汁の塩分がちょうどいい！塩おむすびやきゅうりの漬物はガッチリ塩気があって、塩分補給にはこちらとバランスが絶妙。豚汁は思わずお代わりしちゃいました。愛情たっぷり。とってもおいしかったです。

　いなか道の駅やしまやさんにはサイクルラックが常設されてます。（ツール・ド・東北の時に設置された竹ラックは崩壊したらしいです）やしまやさんに至る道は結構アップダウンもあるし川沿いの風景も楽しめる絶好のロケーション。猫の駅長さんにも会えるので、お近くの方はぜひぜひ！

　タケノコカレーはレトルトパウチでも売っていて、それを買おうと思ってサコッシュ握りしめてたのにすっかり忘れてた…ま、また行けばいいか。

　ご飯を食べたら疲れもすっかり取れました。ここから先は下りと平地基調と言うこともあり、例年スピードあげあげな巡航速度になるところ。何とか遅れないようにひぃひぃ言いながらロードについていきます。

　そして―ゴール。

　今年もめでたく完走証がいただけました。記念撮影もしていただきました。いやあ、どんなふうに移っているのか楽しみですね。

　完走後に頂けるカレーとおにぎりをまくまくと食べ、閉会式は初の野外で。

　いままでずっと悪天候だったから室内だったんですよね。地べたに座って超豪華な景品（誇張無）があたる抽選会をゆっくりと楽しみます。サイコンからエアロなヘルメット。タブレットPCから高圧洗浄機だのノンオイルフライヤーとか当たるんですよ？そりゃあ会場も盛り上がりますって。

　日ごろの行いがいいのか？私もついに当たっちゃいました。Skins の超高級ランニングシャツっぽいの。ステージに向かうときに「（漬物さんだ…」「（ブログの人だ…」「（ハロウィンの人だ…」などなどという声が聞こえてきたのは気恥ずかしかったですねえ。

　抽選会・閉会式が終わり、帰路につきながら奥さんと会話。自転車に乗って楽しい楽しいはいいんだけど、参加者として御礼することって何があるんだろうね？という話。お金を落とすといったって個人には限界あるし、何かできることはないかしら。

　　まあ、とにかく今は、楽しかった休日の余韻を楽しむことでしょうね。来年もまた参加したいし、サイクルイベントとしてだけではなく、サイクリングコースとしても利用させていただきながらまた一年、頑健に暮らしていくことを旨としましょう。

　スタッフの皆様、丸森町の皆様、本当にありがとうございました。

　今年も本当に楽しかったです！