2010年5月31日月曜日

ジョギング/ランニング/マラソンを楽しくする iPhone アプリを比較する(1) RunKeeper編

 ついに iPad が発売されましたね。発売日に触ってきましたが、うん、アレは良いものだ。iPhoneを大きくしただけといえばその通りなんだけど、大きくなることでこんなに可能性が広がるとは。欲しい!…のですが、とりあえず次世代機を待ちつつ、ヒトバシラーの皆様の報告で判断するという感じでしょうか。

 iPhone はといえば、新型 iPhone や iPhoneOS4 がそろそろ話題に上るはず。マルチタスクができるとか、IPS液晶?なるもので解像度が半端ないとか、いろいろ気になります。なぜって?ジョギングをするときに iPhone を必ず持っていくからです。

 ジョギングをすること自体とても楽しいのです。筋肉がつく・脂肪が落ちるといった体の変化を感じることができること、走ってる最中の何も考えない時間、ちっちゃい悩みを「どうでもいいこと」と笑い飛ばせることができること…など、一言で楽しさを言い表すことはできません。そんな、いろいろな楽しみの中でも「より長く・速く走れるようになったかもしれない」と実感できるのが、一番充実感・達成感を得られます。この快楽のために、 iPhone は私にとって必須の装置になっているというわけです。

 快楽って言うけど、なんに使うのかって?
 主な用途は2つ。1つは音楽を聴くこと。2つめは記録を計測すること。 

 というわけで、楽しくジョギング(もちろん、ウォーキング・サイクリングにも使えますよ)するための iPhone アプリケーションを何回かに分けてご紹介していこうと思います。現在のところ、以下をご紹介しようと思っています。

※ 基本的には iPhone3GS 対応と考えてください。アプリケーションによっては 3G にも対応しているかも。

・ RunKeeper
・ NB TotalFit /iMapMyRun
・ iPenta5n
・ GPS MotionX Lite

 第一回は、シンプルな使い心地とわかりやすさで大本命な RunKeeper をご紹介。

■ RunKeeper ■

Img_0302

 下から二段目、右から二つ目が、今回ご紹介する RunKeeper のアイコンです。Free と書いてありますとおり、無料のアプリケーションになっております。有料版もありますが、こちらは1200円。こういっちゃ何ですが、無料版で十二分です。

 英語が得意な方はこちらを見ればどういうものかが理解できるかと思います。が、解説がいるほど難しい代物ではないです。iPhone をお持ちの方はとりあえずダウンロードして起動してみましょう。初回起動はたしか、「アカウント作ってね」という案内が出るはずです。メールアドレスと任意のパスワードを打ち込んでください。これでアカウント作成が完了しました。
 このアカウントは何に使うかというと、RunKeeper の Web ページで自分の記録をみたり、編集したり、Twit するために使うわけです。(後述)

 アカウント設定が終わると、シンプルな画面が出てきます。

Img_0303_3

 上の「Input Type」と書かれているのは「GPS を使うか、手動で入力するか」という設定を変えることができます。通常はこのまま、GPS で行きましょう。iPhone 3GS の内部機能であるGPS(位置測定システム)で走った経路や距離を計ることができます。
 真ん中の「Activity Type」は「何を計測するのか」というものです。要はカテゴリわけですね。ランニングなの?自転車なの?徒歩なの?という風に、今から行おうとしている運動がいったい何なのかを分類してくれるというわけ。もちろん、カテゴリごとの集計も取れますぜ。
 一番下の「Start Activity」を押すと、

Img_0304

 こんな感じで計測がスタートします。上段左が経過時間、右上が平均時速、その下が消費カロリー。真ん中は自分の走ったペースを棒グラフで教えてくれるものです。下には走った距離と、現在のペースが表示されています。

 これだけ。シンプルがゆえに英語でもとっつきやすい感じですね。
 ちなみに、電話がかかってきた場合には一時停止状態になってくれます。再度 RunKeeper を立ち上げて、「Resume」ボタンを押せば再開できますよ。

 走り終わったら「Stop」ボタンを押します。この記録を保存するかしないかを聞いてきますので、保存してください。最終的にこんな感じの画面になります。

Img_0308

 自分のペース、距離、経過時間を総合的に見ることで、自分の力がついてきているか否かが判断できますし、多くの記録を保存しておくことで、自分がどのように成長してきたかがわかるというわけです。

 数値的なものだけでなく、経路も保存されていますよ。こんな感じ。

Img_0309

 これらの結果は、iPhone 上では以下のように一つ一つ見ることができます。

Img_0307

 実はというか、もちろんWeb 上からも見ること・見せることができます。私の記録はこんな感じになります。ひとつひとつのワークアウト(運動)についての詳細を見ることができます。詳細って言っても、どこ走ったか、地図みれば一発で、すんでるところがばれちゃうじゃないの…という人も安心です。ちゃんと非公開にする設定がありますよ。

Runkeeper1_3

 設定といえば、デフォルトは mile(マイル)換算になっているかと思いますので、同じく以下で変更しておきましょう。

Runkeeper2_2

 それともうひとつ。Twitter につぶやくことができます。

Runkeeper3


Tweet1


 と、いうわけで、RunKeeper は

��.地図情報(経路)を保存
��.数値を保存(距離、時間、平均速度(km/h)、平均ペース(km/h))
��.結果をTweet
��.Web上に結果を保存&ちょっとした解析
��.Resume可能・音楽視聴可能

 という機能があるというわけです。簡単シンプル、何も考えずに使えるので、一押しです。画面がみやすいのでジョギングしながらちらちら見るのにも最適ですよ。これさえあれば「Nike+」製品はいらなくなりますね。

 さて次回は、NB TotalFit という、靴のメーカーでおなじみの NewBalance 社肝煎りのアプリケーションをご紹介。こちらは Runkeeper より高機能ですが…おっとと、ご紹介はまた次回。この記事が少しでもあなたのお役に立っていればうれしいです。

では、また。

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