2014年10月6日月曜日

サイクルフェスタ丸森 2014 に参加してきました





 はいどうも、漬物さんですどうもどうも。宮城県で一番楽しみにしているサイクルイベント、サイクルフェスタ丸森 2014 にいそいそと言ってまいりました。9月10月は弊社の決算期でもあり、なかなかにアレな日々を過ごしていますがこのイベントだけは外せない。600のブルベに一瞬浮気しようと思ったのはここだけの秘密ですけどねアハハ。

 で。
 今年が第二回になるこのイベント。前回は頭にカボチャを付けての出走でしたが…今年は前述の写真の帽子にグレードアップ。全体的にはこういう恰好になりました。





|l、{   j} /,,ィ//|     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ     | あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
  |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |     < 『おれはカボチャのマントを着ようと
  fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人.    |  思ったらいつのまにか反射ベストを着ていた』
 ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ   | 催眠術だとか超スピードだとか
  ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉.   | そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
   ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ. │ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
  /:::丶'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ \____________________



 ちなみに、反射ベストを着た本当の理由は「思った以上に気温が低くて寒かったから」です。やー、もうちょっとちゃんとコスプレすることも考えたのですが、ちと準備不足。まあでも、東北の小さな大会でコスプレしてる人なんていないだろうし、こりゃあ特別賞は俺らがゲットだぜ…なんて思っていたら
 


 !?

 す、スパイダーマン!?


 だがしかし、あのバイクはどう考えてもめっちゃお世話になってるピンク色の圧力団体のあの人。みんな遠巻きに見守ってるのが非常に東北らしい(苦笑

 そして参加されている方々のバイクはというと




 !?

ファットバイク!?しかもリムが蛍光の黄色ですよ。めっちゃかっこいい!欲しい!

 …などと、個性的な方々が集まった今年のサイクルフェスタ丸森。概要と、実際に走った感想を時系列で書いていきたいと思います。




 前回の私たちはそりゃあかわいいもんでした。



 せいぜいこんなもんでしたから。今年はちょっと気合いを入れた結果、前述の浮かれポンチなバーテープと帽子となったわけです。奥さんはどうかというと


 去年と一緒。ちきしょう、嬉々としてマント買ってきたくせに無難にまとめやがって。これじゃあボク一人晒しあげじゃあないか。

 しかも今回はアイウェアを忘れてきて普通のメガネ。つまり面が割れまくり。挙動不審気味に頭に異物を付けて徘徊しているとあっという間にみつるさんに見つかる始末。その他のいろいろな方に「漬物さんだーどうもー」と話しかけていただきました。やー、恥ずかしいやら嬉しいやら。

 

 サイクルフェスタ丸森は 30km のショートコースと 75km のロングコースに分かれております。ロングコースで一緒に走ってくれたのは最近やたらスリムになったYO-TAさんと自走で丸森まで来ちゃったいわんさんのお二人。ちなみに、前に写っている赤いウィンドブレイカーの方はショートコースの参加者なのですが、最近マウンテンバイク買って、荷台を自作したりなんだりととっても楽しんでらっしゃる御年65歳の方。いいねえ、新しい趣味にこの御歳で目覚める方っていうのは。

 我々ブルベ班はもちろんロングコース。エイドは二か所。受付で頂ける資料の中に「おしながき」が入っておりまして期待も空腹の度合いも広がります。さあ喰うぞ!(違






 最後尾に並んでいるとなかなか開会式の様子はわかりませんが、今年も角田チアリーダーの皆さんが元気いっぱいに、ボランティアスタッフの皆様もノリノリで場を盛り上げてくれます。いよいよスタート、と言うときにスタッフの方から「あ、いつもありがとうございます!」とご挨拶いただきまして。奥様の頭の飾りで一発でわかったらしく、同じものを付け続けるというのもアリだなあと思った次第。


 0830時スタートですが、5人くらいずつスタートしていくので、我々は0845時くらいのスタート。丸森町は交通の要所だったようなのですが、現代においてはあまり交通量も少なく、快適に走ることができます。丸森町と言えば齋利屋敷。この前をすいーっと通過し、田舎道へ出ていきます。朝も早くから沿道には応援してくれる皆さんがいらっしゃってくださって気分も上々!






 土手をゆるやかーに進みます。ときおり牛の鳴き声が聞こえたり、田舎の香水的な香りがしたりとまさに日本の原風景。見渡せば山、畑。おそらくサイクルフェスタ丸森は地元や地元に近い方の参加が多いとは思うのですが、田舎に憧れのある都会人にとっちゃあ堪えられないコースだと思うのですよね。



  土手をパスして橋を渡り、また土手を走って車道へ出ます。交通量が少ないのは前述のとおりですが、ドライバーの皆さんも余裕があるみたいで「がんばってー」と声をかけてくれたりします。私の帽子は目立つらしく、対向車からビビられたり苦笑いされたりしておりました。

 定点観測ポイントです(違)。去年もここで写真を撮った記憶がありますね。今年はグレードアップされており、立ち姿のかかしだけではなく、お茶を楽しむ婆様たちの案山子もあります。そのうち美少女キャラの案山子とかできるんじゃなかろうかと思われますので、興味がある方はぜひ来年一緒に走って確かめましょう。


前半は川沿いをひた走ります。岩石くらすがゴロゴロしており、かなりの上流。そして水のきれいな事と言ったら!川の音に交じるハブの音と言うのはこう、ブルベっぽくていいですよね。


 そしてこちらも定点観測ポイント。スタッフの方も確か「仮面ライダー撮影ポイント」って言ってたよいうな気がするこちら。ところでなんでここにおいてあるんですかねえ。

 ちなみにこのあと奥様は人生初の落車、というか、立ちゴケを経験します。原因は…

 靴が脱げたから…ってどんだけゆるゆるにして走ってたんだか。膝から内出血と STI レバーがちょっとまがったくらいの軽微な被害で良かったよかった(?)そそくさと先を急ぎます。


 緩やかな坂を越えて、やってきました第1エイド。頂けるのは以下の通り。

 水と、

世にも珍しい古代米の甘酒と、

 白玉のお汁粉と

漬物と
「へそだいこん」の煮物。

 本当は蒸しパンもあったのですが、時すでに遅く無くなっちゃってました。来年は蒸しパンに間に合うように走ろうとリベンジを誓うのであった。どれもこれもおいしいのですが、古代米の甘酒とへそだいこんの煮物が白眉。甘酒って甘ったるくて苦手と言う方にこそ飲んでほしい。かなり抑えられた甘みと米の粒粒の食感が絶妙。何杯でも行けちゃいそうです。「へそだいこん」ってのはつまり、大根を輪切りにして真ん中に穴をあけて紐を通して干したものだと思うのですが、これを戻してホタテだしかなんかでニコンであります。くにゅっとした独特の食感と、噛んだ瞬間にあふれ出るうまみが体に染み渡ります。超旨い。これでご飯食べたい。

 栄養補給と撮影に休憩をはさんで体が冷え切りました…。今から来た坂を下るのか、とちょっとブルーになりつつもペダルを回せば体は温まるんだよとばかりにスタート。




 山の中を走っているので、とにかくアップダウンが多い!脚を徐々に削っていくものの、くるくる変わる風景と車をあまり気にしなくていいという解放感は半端ない多幸感をもたらしてくれます。や、もちろん、車を悪と言ってるわけでもなんでもないですよ。我儘に走りたいと言ってるわけでもないのです。自然と、仲間と、自転車と。この三つを満喫出来る時間が丸森にはあるんだよと言いたいだけなのです。

 そして今年は何とか見ることができた絶景ポイント!晴れていれば蔵王まで見通せたと思うのですが、去年は雨でしたからねえ。今回は曇りでしたが、それでも「おおっ」と思うくらいの絶景。そしてここまで登ってきたよと言う達成感。コースづくりが本当に上手いなあと思います。





 アンケートにも書いたのですが、絶妙なんですよ。初心者の人にとって、75km という距離設定は挑戦するには良い距離でしょう。ロングライドに慣れた人間にとっては何と言う事はないかもれませんが、アップダウンの連続で楽しむこともできるでしょう。いろいろな人が走ることを楽しめるコース設計だと思うのですよ。こういうの作れるのは地元の人ならではだなあと思います。自分もいつか、こういうコースをブルベで作りたいと思うのです。

 が。


 圧倒的に。


自動販売機もコンビニもないのですよ。


 ボクはお腹がすきました。エイドはまだですか。あと、そろそろ漏れそうなんですが…とおもっているとエイドステーションは間もなくという表示が。おお神よ。レーパンでおもらしする事態は避けられました。サイクリストの「まもなく」はえらく長いなあアハハとそう感じたころ、ようやく道の駅「やしまや」さんへ到着。そう、猫の駅長さんがいる、タケノコカレーがめちゃくちゃうまいあそこです。


 謎のポーズはともかくとして、今年のエイドははちみつの試食と



 豚汁におにぎり!冷えた身体に染み渡ります。超美味しい!芋ごろごろ入ってる!味噌が超うめえ。やあ、ここにきてガッツリ塩分がとれるのはとてもうれしい。わかってますねえ。もう2、3杯食べたいところですが、数量限定でしょうから我慢我慢。ここまできちゃえばあと 15km もないくらい。名残惜しい気もします。ゆっくり帰りましょう…。


 と、言いたいところですが、ポツリポツリと顔に水滴が当たったような気がします。これはヤベエ、ということで先を急ぎます。帰りはトンネルの連続なので、ある意味雨避けで助かります。

 他のイベントではどうなのかはわかりませんが、ちゃんとトンネル内に灯光器を置いてくれてるんですよ。直接道路を照らすようにではなく、トンネルの壁に反射させて、サイクリストがまぶしくないようにという配慮つき。暗いサイクルライト持ってる人も中には居たでしょうから、これは本当にありがたいですよ。安全と言うのはこういうところでも担保できるわけですねえ。


 ゴールするころには結構な雨粒になり…我々はぬれる直前くらいでゴールとなりました。一緒に走っていただいたいわんさんは駅へ急ぐことになりここでお別れ。私と奥様、YO-TAさんは食事(稲荷ずし2個と蟹風味の味噌汁!)を受け取り、夢の大抽選会へなだれ込みます。



 サイクルフェスタ丸森の景品は、事前抽選制(Tシャツとか靴下とか地味にうれしいモノ)のものと、この夢の大抽選会のモノ、それと特別賞にジャンル分けがされています。特別賞はいわゆる、御達者賞、遠来賞、コスプレ賞、珍しい痛いで賞(痛ジャージとか痛ディスクとか)などなど。

 まあ、コスプレ賞はボクの眼前にいる方に決まりでしょう。正直ほっとしています(苦笑)。
で、太字で書き続けてきたこの抽選会は本当に夢の大抽選会です。丸森町、お隣の角田町にはアイリスオーヤマ(各種総合雑貨や家電全般)さんとかケーヒン(HONDAのエンジンはこの企業無くしてありえない)さんとかALPS(説明の必要がないほど有名)さんとか超の付く有名企業が集まっており、協賛を得ているということはつまり、

超高性能デジカメ

とか

ノンオイルフライヤーもどき

とか

ケルヒャーもどき

とかが普通に当たります。さらに宮城県のローディ御用達、ベルエキップとハヤサカサイクルが協賛しているのでみんな大好き GPSやサイコン 等々がガチで当たります。かてて加えて、やまめの学校の生徒垂涎のストレッチポールまであたります。さらにさらに、丸森町の施設利用券とか普通に魅力的なものがぞろぞろ当たるってんだから、会場の熱気は嫌でもアゲアゲ。丸森サイクルプロジェクト代表の手元口元にみんなが注目。この場にいない人は当選権利はなし。熱気あふれる抽選会は1時間ほどに及びました。ええ、もちろんボクらは何も当たりませんでしたけど、楽しい抽選会でした。しかも、当たらなかった人にはなんと

こんなイカしたステッカーがいただけます。早速貼っちゃいました。そういえば2013年のステッカーもうちにあったなあ。


 閉会式会場を出るとスタッフさんたちが総出でお見送り。やあ、本当に気持ち良い対応をいただきました。沿道でも誘導でも、ゴール地点でもどこでもなのですが、我々参加者を見かけるとぶんぶん大きく手を振ってくれたり拍手してくれたりと感動的なほどでした。プロジェクト運営が本当に上手くいってるんだなあと改めて感心することしきり。わが社もかくありたいものです(ため息

 ちなみに、参加賞としてこんなものもいただけます。丸森町の新米、アイリスオーヤマ開発のトウモロコシのひげ茶、御存知Meitanの2Run、塩サプリとMeitanCC、小さいハンカチと便利そうなメモホルダー、それに、これを入れていたバッグと至れり尽くせり。今年から頂けるようになった完走証、いいですねえうふふ。


 天候には恵まれませんでしたが、イベント中もイベント後も本当に楽しめました。丸森町のみなさん、丸森サイクルプロジェクトの皆さん、ボランティアスタッフ、協賛企業の皆さん、そして町長さん。ありがとうございました。来年もまた参加させていただきまーす。

 …変な話ですが、サイクルフェスタ丸森を紹介したくない気持ちもあったりします。これ以上有名にも大規模にもならず、知ってる人だけが知っている穴場のすごく良い大会として続いていってほしい的な。
 反面、やっぱりいろんな人にサイクルフェスタ丸森の良さを知ってもらいたいし、参加してほしいなあとも思うのですよ。じゃなきゃ、こんなに力入れてブログ書きませんって。

 来年はぜひ遠方の方も丸森町に遊びに行きましょうよ。私もまたハロウィン的な格好して走りたいと思ってますので。ぜひぜひ。

 では今日はこのへんで。

2 件のコメント:

  1. あーん 来年は参加して全裸でコスプレするわー(*・ω・)ノ

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  2. やつぱり丸森いいですね~
    エイドもコースも地元の方の応援も最高ですもんね。

    しかし抽選会の壁は高かったですか。
    来年はまた出たいなー

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