2015年2月10日火曜日

【実録】 BRM207 伊豆高原300 準備編(2)スタート前夜まで


 はいどうも、漬物さんですこんにちわ。
 というわけで、AJ たまがわさん主催の BRM207 伊豆高原 300 を完走してきました。
目標タイムには 30 分ほど届かず。スピードを競っているわけではないのですが、マネジメントやトラブル対処能力は問われると思うんですよ。だからこそ目標どおり走りたかったなあ。

 準備編(2)を書くよ!とか言いながらなかなか手が回らなくて後出しになっちゃいました。ご容赦いただければ幸いです。





 日常の忙しさの中でも暇は見つけられるもので、コースを見たり、AJ たまがわさんのスタッフが試走したレポートを読んだりグーグルマップを見たり。どんな時でも初体験と言うのは心躍るもの。新幹線ではあーしようこーしよう、せっかくだから東京駅もみたいよねえと妄想を膨らませながら金曜日に代休をぶちこむ…ことには成功したものの、顔出す程度には出社しなければいけない状況である。うーむ。

 前日夜にウェア類や薬品系の準備を終え、装備の確認。悩みの種はライト。安定的に運用できるバッテリーやライトの組み合わせを考えながらも、距離は短いし市街地だからと、光量を加減できることを優先。充電もバッチリ。仕事の手配もこっそり行っておいたし大丈夫だろうといそいそとベッドに入る。

 当日朝。奥様はもちろん出社なのでお見送り。こちらはこちらで最後の最後の装備とデータの確認。うーん、やっぱりライトが不安だなあ…とライトの調整をしているうちに時間はどんどん過ぎていく。どれ、そろそろ出社するかと言う頃に会社から電話がかかってくる。

 2~3、打合せして本日の出社は御免。これで思い残すこともない。いざ行かん東京へ。


 仙台駅まで調整を兼ねて自走。悩んだ末にペダルはビンディングではなく、 MKS の MT-Lite。ブルベ前日にシェイクダウンってのもアレだけど、うん、なかなか調子がよろしい。タイヤの空気圧が少し足りないようなので、ダイシャリンで空気入れを貸してもらって 7.5 気圧ほどに調整。今回初投入の GENTOS の XB-356B というライトがおじぎを繰り返すので、マウント方法を変更。うん、いいんじゃないかな。


 なにも普通通りの道を行けばいいのに大幅に遠回りをしてしまい、仙台駅に到着したのは新幹線出発 30 分前。苦手な輪行パッキングを行う。チェーンというか、エンド金具の取り回しにちょっと悩んだだけで15分かからずパッキング終了。なんだ、やればできるじゃん。要は慣れの問題なのかもしれない。

 金曜日の新幹線は午後からめちゃめちゃ混む。それは感覚的に分かっていたのでギリギリ混まないであろう 1230 発東京行きへ滑り込む。手荷物が多すぎてちんどん屋状態の私に頑張ってらっしゃいと声をかけてくれたお土産屋さんのおばさまは輪行袋の中身がなんなのか知ってたんだろうなあ。


 隣の席の人に一声かけてから座席の後ろに愛車をイン。あとは寝てても東京に連れてってくれる。一安心一安心…と緊張が緩んだのかお腹がグゥとなる。考えてみれば今日一食もたべてないじゃないの。


 新幹線内部の価格体系は絶対おかしいと思うのよね。高すぎだろ…と思いつつ、ぱさぱさのサンドイッチをほおばる。うーん、準備だ確認だとかやってた割にはまったくうまく回ってない。ブルベ前にご飯を抜いてしまったり、東京から自走するってのにエネルギー投入がこれだけとかダメすぎる。なんかこう、かみ合わないなあ。

 なんて考えているうちに軽く寝てしまい、ふと気づけば東京。首都圏には3ヶ月に一回は来ているはずなのに東京駅に来るのは何年振りだろうか。




 やだ…大都会。クリスタルキングが「あーあー♪」と歌い上げる気持ちもわからんでもないわ。リニューアルした東京駅も肉眼で見れたし、ここは一発記念撮影をせねば。


 まあ、人が多すぎてまともにとれるわけはないのだけど、これはこれで味があっていいじゃないの。では、二子玉川に向けて自走しますよ。iPhone ナビでもいいのだけど、マウンタもないので etrex30 にナビしてもらいましょう。本当、etrex30 は買ってよかったなあ。

 大都会を自転車で走ったのは初めてかもしれない。東京駅からほんのちょっと移動すると、国会議事堂が見えてきた。実はこれも肉眼で見るのは初めて。津田沼や都立大前に通算 5 年くらい住んでいたはずなのになんたる失態。ということで。




 ウェーイ。
 なお、警備の方にちゃんと許可をとりました。流石に写真は撮ってくれなさそうでしたが、ちゃんと写らないように移動してくれたりする気遣いは流石だなあと思うわけです。

 246 号線をちんたら走りますが、田舎者にはかなり辛い。車の交通量や速度もさることながら自転車が怖い。自分の左から信号無視して抜いていく軽快車や突然車道に出てくるママチャリ、いつの間にかピッタリ後ろについているローディから煽られてみたりと軽く涙目。あー、うん、こういう状態なら自転車は敵視されてもしょうがないのかなあと思ったりも。

 そしてまあ、クロスバイクやロード、ピスト、MTB に乗ってる人多いのね首都圏は。ちらちら見てるだけで楽しい。GT、GIANT、BIANCHI、GIOS、MERIDA…うむ、目の保養になることよ。

 渋谷着。



 体力が残っていた休日は渋谷に行ってぶらぶらし、鬼平犯科帳や剣客商売、御宿かわせみを買ってはそれらをつまみにパルコ地下にあったイドロパットでベルギービールを飲んでたのよね。そんなところに年取ってから自転車で来てるってのはなんかこう、変な感じ。当時の自分が聞いたら真顔でないわーっていうだろうなあ。

 そんなこんなで二子玉川に到着。あまりの都会っぷりにビビる。


 自分の中の「二子玉川」は、観覧車があって、河原があって、もっとこう牧歌的なイメージ(あれだね、ROOKIES っていうマンガのイメージ?)だったんだけど高いビルはドーンとなってるわ、おしゃれさんはワラワラ歩いてるわでビックリ。

 ゴール地点、スタート地点を確認。ひっそりたたずむ GIANT ストアを横目に、宿を目指してひた走る。ここからナビゲートは iPhone の音声。宿もウェイポイントとして登録しておけば etrex30 がナビしてくれたのになあ。

 ビジネスホテル福水さんに投宿。自転車の部屋への持ち込みは事前に確認してたのだけど、

「もっとちっちゃい奴なのかなーって思ったのよー」

 とカラカラと笑われてしまったものの、問題なくご厚意に甘えさせていただいた。



 こういう写真撮るとなんつうか、遠征しに来たなーっていう感じが凄く増幅される。自転車の調子も問題ないし、あとは身体だけよねってことで、お風呂に入ってさっぱり。食事量が絶対的に足りないので牛丼を食べてから、二子玉川へ繰り出す。私が自転車やらブルベやらをやるきっかけになったあの人に会いに行くのだ。

 いろいろな話題で盛り上がり、ビールを 5 杯くらい?飲んで気持ちよく就寝。ブルベ前だってのに大丈夫なのだろうか…。


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 続いては実走~新幹線で帰るまで、の予定でーす。

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