2017年4月25日火曜日

第一回福島荒川MTBファミリー大会に参加してきました


 はいどうも、漬物さんですこんばん、わー。
 東北にも春がやってきて、あっという間に桜が散りました。まだちょっと朝晩冷え込むのでストーブは手放せませんが、いろいろなものの、もちろん自転車もそうですが、シーズンがやってきましたね!

 陽気に誘われた我が家はといえば、庭の整備をしたり室内の不用品をどっかんどっかん捨ててみたり、土木作業や木工作業にいそしんだり田植えの準備をしたりとそれなりに大忙し。そんななか、なんとか時間を捻出して参加したのが福島荒川マウンテンバイクファミリー大会。超楽しみにしてました。何がそんなに楽しみだったかというと…


 いわゆる MTB の大会初参戦だから。東根シクロクロスはほら、雪遊び&平坦路なのでちょっと趣が違うじゃないですか。ちゃんとダートや土の上を、まさにマウンテンを走り抜ける大会というのは初体験なわけです。いままではこう、エンジョイ林道おじさん&おばさんをしていましたが、今回はできうる限り力いっぱい走りたいと存じます。




 福島市は荒井と呼ばれるところ…四季の里やあづま総合運動場のすぐ近く、荒川沿いが今回のコースとなります。自転車乗りに荒川というとどうしても東京都内の荒川 CR を連想してしまいますが、福島県の阿武隈川水系のほうです。このあたりはとても景色が良くて、春は花見・ハイキング、夏は四季の里で水浴び、秋は紅葉・芋煮会、冬は MTBer がヒャッハーする?とても良いところなのです。なお現在は、常時自転車で走っていいことになっていますが、ハイカーや植生に気を使いましょうというのは言わずもがなですね。

 さて。

 元福島市民のくせにミスコースを繰り返しながらも会場につくと、ちっちゃなお子さんから人生の先輩まで老若男女問わずいらっしゃいます。機材や機種もすごいですよ。補助輪つきの自転車からファットバイクまでいろいろな自転車がそこここに転がっています。コースの方に目をやれば、コーステープで区切られた斜面やら、ロックセクションと言われる岩場が目に入ります。こ、ここ走れるんですか…と思いつつ受付して試走です。


コース全景はこんな感じで一周 4.5km ほど。私はビギナークラスなので 2 週ですが、スポーツクラスはこれにロックセクションを加えて 3 週、エキスパートは4週です。コース難易度は…私にとっては高かったなあ(苦笑)。試走後にスタッフの方や MTB 経験の長い人と話した限りでは「ぜんぜんキツくないってww漬物さんビギナークラスとか詐欺でしょうがwww」と、つまり、それくらいの難易度らしいですぜ?

 いやあ…そういいますけどね、私みたいな初心者にはキツいのよ、このコース。

 下部に位置しているこちゃっとしたところが本部受付テントあたりなのですがこれがまあ、難しいんだけど楽しいったらありゃしない。いい塩梅に泥水のたまったところを走る羽目になったり、下りと上りが交互にきたりして、ちゃんとギア換えないと足をつく羽目になるという。コーステープ一つでただの斜面がこんなにエキサイティングになるとは思ってもいませんでした。

 そんな洗礼を受けて息も絶え絶えになったところで橋を渡り、下り基調に突入していきます。下りっぱなしではないところがまたいやらしい(誉め言葉)。ここから先はきれいな景色とシングルトラック、その横をせせらぎが流れる超風光明媚コースなんだけど、そんなの見てる余裕はねえッス。

 土で作られたでかい山を上り下りすると今度は登り基調。景色の奥には朝日連峰、近くには深緑と桃の花。そして堤堰を走ることができるというこれまた風光明媚で貴重な体験ができる楽しいコースなんだけど、そんなの楽しんでると最後の激坂 2 連チャンでぶっ倒れる羽目になります。ダンシングしても後輪が砂利で滑って登れないというスキル不足を露呈しながらひぃひぃとフィニッシュ近くに戻ってきます。

 やーこれでフィニッシュ…と思ったら甘い甘い。ミニロックセクションともいうべき大きな石がごろごろしているところを走る羽目になります。ちゃんとバイク制御したりルートを読んでおかないと転んだり止まったりしてしまう最後の難関。これを超えるとゴールとなるわけです。ね、キツそうでしょ?

 まあそんなコースをですね。


 こんな舐めた格好で行ってみたいと思います。リュック背負ってるのはカメラを保持するためと、ぐるっと鳥海のときにも使用する予定なので慣れるためなのであります。


 こんなきれいなダートからスタートです。この先には先ほど言ってた、不用意にダンシングすると後輪が滑って登れない坂にいきなりぶち当たります。

 1 週目はもうペースなんかよくわからないまま、前を走る人に食らいついていきます。ひぃひぃはぁはぁと声を荒げながらなんとか最初のセクションをクリア。橋を渡って下り基調な道をひたすら漕いでいきます。漕いで…いきます…うおお、後輪めっちゃ暴れるっ!ええっこの石の間あのスピードで通るの!?ぉおおぉおおと言ってるうちに折り返しの山へ。木立の間を抜けるときれいなピンクがお出迎えでありますよ。


 この時点でもうバッテバテ。モザイクで表情は見えませんが私が映ってる写真はどれもこれも半笑いでしてね、あー、自分、楽しんでんだなーなんて人ごとのように見てました。ちなみに苦しくて苦しくて「ファイトー!」の声援に「うおおおつれええええ」としか返せなかった記憶があります。ハハハ!

 なお、2 週目には小学生が参入してきます。こりゃあいいやと後ろをついていくことに。だってラインどりもスキルも体力も明らかに私より上だしさあ。プライド?ありませんよそんなもん。


 この右の子がそうなんですけど、超速いの。ドリフト決めるわ安定してるわ、こういう風に走りたいなーなんて現実逃避し考えながらとにもかくにも前へ進みます。最後のミニロックセクションであまりにもぜぇはぁ言い過ぎてこけそうになりましたが何とかクリア、ゴールと相成りました。ゴール後は前を引いてくれてた子に君凄いな!尊敬するわー!なんて声をかけてみたりするなんていう、普段なら絶対やらないことをやっちゃいました。あーなるほど、MTB の大会ってこんな感じなのか、とちょっとストンと腑に落ちました。やあ、楽しいですね。好きです、こういう雰囲気。

 もちろんうちの奥様も頑張って走っておりました。


 どれ、動画でも撮ってやるかと iPhone を構えていたらだいぶヤラレタ感じの奥様が出現。もうアカーンと言いながらも何とか完走。最終走者だったようで盛大に拍手もらってましたね。おいしいところ持っていきやがって…。

 その後、スポーツクラスを観戦してから帰路につきました。ちなみに優勝者はファットバイクですよ!すごい速いでやんの。ファットバイクってすげえなあ…と思いましたが、機材の問題ではなさそうです。単純にその人がすごいんだわ…。やー、力の差を痛感しますね。

 本当はそのあとのエキスパートも応援したかったのですが、仕事の都合で途中で切り上げて帰ってきてしまいました。


 ちょっとわかりづらい場所での開催でしたが、コースも景色も最高な大会でした。スタッフの皆さんもキビキビと、手作り感あふれるアットホームな雰囲気はとっても居心地が良かったです。キッズレース(補助輪ありなし)、小学生低学年高学年、ビギナースポーツエキスパートと本当に「ファミリー」で楽しめる大会だなあと思いました。ちっちゃな子供たちがわしわしペダルを回してるのは何ともほほえましいもんです。小学生以上はもう普通に選手然としてる感じですね。また細い子が多いんだわ。羨ましい。大人は大人で若い人からちょっと悪そげなオジサマと…今回は天界と仏界からゲストも来てました。そんな感じで老若男女が一緒に泥だらけになったりお互いの健闘を称えあえたりするという光景は見ててほんとにこう、心が洗われます。スタッフの皆様、特に、主軸のアップルファーム宍戸さん、ありがとうございました。よーし、来年も出場するぞー!



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