2017年5月8日月曜日

大洗町に遊びに行ってきました


 どうもこんにちは、漬物さんです。
 我が家にとってはゴールデンウィーク=ば田植なのですが、これは5月に入ってからの話。4月の、つまりは、ゴールデンウィーク前半は一応ちゃんと休日なのです。これから始まる田植の途中にへこたれないようにという事で、茨城県は大洗町に行ってきました。

 大洗といえば、ご存じガールズ&パンツァー。我々夫婦も実は好きでして、劇場版は4回ほど足を運んだうえに Amazon Prime に加入して毎晩のように酒を飲みながら観るなどという行為を繰り返しておりました。
 が、今回はそれが主目的ではなくて…というと語弊があるかな。いわゆる「ガルパンさん」にありがちな話で、一度訪れると純粋に大洗が好きになっちゃうわけですよ。前回訪れたのは昨年の1月。アレですっかり楽しさにはまってしまったのと、時間が無くて回りたいところ全然回れなかった!というのと、あともう一つ。月の井酒造さんに行きたい!というのが大きな理由。Amazon Prime で配信されている「石ちゃんの Sake 旅」を見て、これぁぜひ行っておかないと!と思ったんですよ。

 というわけで、


 大洗町に吶喊してきました。




 いやいやいや、なんで MTB 積んであんだよww と思うでしょう?大洗町にはレンタサイクルもあるし、持ってくんならロードでいいじゃねえかって話もありますが…実は翌日に、常陸太田市の「ふるさとの森」に行こうぜ!と思った次第なのでありますよ。マウンテンバイク用のトレイルがあり、うっかり八兵衛カップという大会も開かれてるくらいなのですよ。ので、こちらを走るのと、やっぱり街中観光は自転車再強という事もあって持っていくことに。朝もはよから自宅を出発し、ぺぺっと大洗の町営駐車場に車を止めて自転車を組み立てます。まずは土地の神様にお参りしてから、とうちのカチューシャ様がおっしゃるもんで…


 大洗磯前(いそさき)神社へお参り。ガルパンさんたちのイラスト絵馬を見たり、奉納されている月の井酒造の樽を見ながら次の目的地へ向かいます。


 お分かりいただけるだろうか。ボクは水族館が大好きでして、嫁と付き合う日のデートも水族館だったんですよ(え、そうだっけー?とか言われる始末ですが)。磯前神社からちょいと離れていますが、自転車ですいすい。途中の観光案内所で偶然にも割引チケットを購入できるというのも自転車のおかげ。なお、自動車の皆様は駐車場に車を止めるのに難儀していたご様子。それをしり目に我々は入り口すぐ横の駐輪場へ向かうのでありました。自転車最強。
 特にお目当ての魚や生き物はいないのですが、深く青い色をたたえた水槽、それに花を添える光と泡。そしてその中を優雅に、時にファニーに過ごす生き物たちを見るだけでも楽しいのに、いろいろと説明文を読んでアレがそうかコレがそうなのかとキャイキャイできるのは最高に楽しいのであります。

 そんな我々に立ちはだかったのは


 えー、あれですか、いあ!いあ!はすたあ!とか唱えたら全力でぶんなぐってくる旧支配者様ことクトゥルフってことでいいんですかね。芸術家のセンスはわからねえ(苦笑

 さて、おなかがすきました。3択のお時間です。

1) 海鮮丼などをかっくらう
2) 大洗町の商店街でいろいろつまみ食い
3) 日本人ならおにぎりだろ

 というわけで、おにぎりを食べに行きます。途中見慣れた光景があったのでちょいと寄ってみることに。


 ガールズ&パンツァー作中のこのシーンのところ。


 自転車で走るぜ hehehe と思いましたが、砂浜を走れるスキルはボク達にはないので潔く撤退。何してたんだっけ。そうそう、おにぎりおにぎり。

 明太子といえば福岡ですが、福岡を本社とするかねふくさんが作った「めんたいパーク」という施設があるのですよ。工場見学、明太子の直売をやってるわけですが…なんと、おにぎりも売ってるんですね。日本人のソウルフードに明太子。間違いなく美味いだろう…ということでいそいそと向かいます。

 ここでも渋滞に難儀している車をしり目に駐輪場へすいすいと。3分ほど並んでおにぎりゲットだぜ!


 おにぎりは明太子、シャケ、ミックス(明太子+シャケ)たらこと選べます。我々は迷いに迷った末ミックスを。具が二種類ではしょっぱいんじゃないかなあと思ったらそんなことはなく。ふかふかしてるのに食べごたえがあるシャケ、ピリッと辛い粒粒食感の明太子。これをご飯とノリがそれら風味を守るように優しく握られているわけですよ。超うめえ。お値段380円とちょっと高めと思ってましたがね、そんなことないない。大きさも結構ありますし、適正価格です。大洗タノシー!

 なお、本日の我々の着衣はこんな感じ。


 行く先々でガン見されたり話しかけられたりもします。や、まあ、その、おにぎり一個じゃ足りないんですわ。今回、食べ物に関してはこれをやりたい!ってのが一個ありましてね。じゃあ、行きましょう。


 うえーい!ウスヤ精肉店さんの串揚げでビールを飲むってのが私の夢だったわけですよ。前回は一本食べてそのうまさにびっくりしたものの、時間もなくてじっくり腰を据えて味わうこともできませんでした。今回はドカッと腰を下ろしてビール…というわけにはいかないので風飲料でがっつりいただきました。お肉屋さんの揚げ物って美味しいよね。気温も軒先で飲んだくれるには非常にいい塩梅で、おいしく楽しくいただけました。また食べたいなあ…。

 さて、商店街に戻ってきたので主目的を果たしましょう。


茨城は大洗港が誇る酒造店、月の井さんです。出船入船の時には月の井酒造さんのお酒が愛用されていたとのこと。ガルパン的には「撃破率120%」を製造販売しているお店といえばお分かりになられるかもしれませんね。
 前述した「石ちゃんの Sake 旅」で出てきた「彦市」というお酒が気になってたのですが、和の月もいいよなあとか店名を冠したお酒を買うべきじゃね?などと悩みながら、彦市・月の井の2本と、茨城県酒造組合謹製のグラスを購入…ってあれ、レジにいらっしゃるのは先代の方じゃありませんか。ちょっとお話させていただきましたが、やー、確かに個性的な方でした。テレビで見たときも美人さんだなあと思っておりましたが、実際に見ても変わらずお美しい。いまは息子さんがメインでいろいろなお酒作りに挑戦されているわけですが、そうそう、その代表作である彦市のレビューを先にやっちゃおう。


 このお酒は凄いですよ。当たり前ですが、最初はお酒単体で飲むじゃないですか。そうするとちょっと物足りないくらいにやさしいんですよ。するっと体の中に入って行ってしまって、あれ?と思ってるうちにふわっと残り香が上がってくるんです。オッサンが好きそうな日本酒らしさはまったくありません。これはこれで美味しいけど、濃いものと一緒に飲んだら負けちゃいそうってくらい。
 なのですが、不思議なことに負けないんですよ。濃い物(例えば揚げ物)にはちゃんと順応して、お酒の味とさわやかさがよくわかる感じに。じゃあ、薄いもの(例えばお浸し)はどうかというと、これはもう当たり前に合う。素材の味や食感を壊さず、控えめだけど確かに味と香りを主張するという。私の史上最強の食中酒です。いやびっくり。

 で、月の井の方はというと。


 これまた美味しい。月の井は彦市よりは日本酒らしい甘みとパンチを感じられます。前述の彦市は日本酒が苦手という人に飲んでもらったらいいんじゃないかと思うのですが、こちらは日本酒が好きな人も納得の味、という感じ。どっしりしてますがしつこくはなく。濃いものにもよく合うし、それだけで飲んでも美味しい。いいお酒です。

 さて、大洗といえばまいわい市場なのですが、いろいろゴタゴタがあったようで現在は仮設店舗になっているようです。というわけでそちらの方にもお邪魔します。


 もともとあったモールのほうは閑古鳥が鳴いているようですが、こちらはひっきりなしに人が来ます。ちょちょっとガルパングッズを購入し、ガルパンおじさんの巣窟であるところの AJ 国分町にもお土産を買い、大洗の物産を買ったり試したりしながら楽しくショッピング。腹も心も満たされてお宿のある水戸へ移動することにしました。

 そして よが あけた



 水戸市内でしこたま飲んでしまった我々は翌日まんまと寝過ごし、常陸太田市には寄らずに帰路に就いたのでした…ハハハ、やっちまった。

 いやまあ、大洗超楽しかったってだけの文章になってしまいましたが、コレくらいの町を回るなら自転車が一番ですよという事を伝えたかったんです。月の井さんの美味さもさることながら、自転車だからこそのメリットって実は、観光という側面に豊富に含まれるんじゃないかなあと。このブログを読んでくれる皆さんはおそらく何らかの形で自転車を持ってる方がほとんどだと思いますが、ロングライドやレースだけじゃなく、こういう、まさにポタリングに自分の愛機を持っていくといろいろはかどりますし楽しいですよ、という事でした。くれぐれも盗難にはご注意くださいませ。

 では、そんなわけで。次回は林道で遊ぼうの回となります。

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