2017年5月17日水曜日

林道パトロール


 ゴールデンウィークが終わった後は、夏休みまで祝日とかないんですよという無駄な脱力情報をぶちかましつつこんにちわ、漬物さんですどうもどうも。

 林道やら里山を走るようになって初めて知ったのですが、3 月 4 月はこう、林道とかにも手が入る時期みたいですね。砂利が新たに敷かれていたり、通行の師匠になっているような木が切り倒されていたり、法面が崩壊してたところが治っていたりなどと随所に人の手が入ったあとが散見されます。どんな田舎林道でもこうやって維持管理してくれる人がいるというのはもうこれ、圧倒的感謝なのでありますよ。もちろん、MTBer やハイカーのためにやっているわけではないのはわかり切っていますけど。



 さてさて、グランフォンド飯豊も近いし、なによりぐるっと鳥海山のためにも少し長めに自転車に乗っておきたいところ。林道多めでルートを引くとだいたい 160km で林道70%くらいの道が引けたのですが、どうやらまだ山頂のほうは雪が解けていないらしく、まだ危ないらしいという情報を聞いたので今回は断念。いつものコースを回りながら新たな林道や枝道がないかをゆるゆると探していきましょう。




 今回は大堤林道からスタートです。


 林道をなるべくつなげて…という事であれば、この近くに杭城(山)林道なんてのもあるんですが今回回ろうとしている方向とは逆なのでパス。ここから 4km 程度えっちらおっちら登っていきます。固くしまった砂利道で、若干ガレているところもありますが安全に通行できます。ひぃふぅ言いながら登ると徐々に山の緑や土のにおいが入り込んでくるような気がしますね。時折木漏れ日がきらめくのも非常にこう、詩的で良いです。汗だくですが。

 大変な思いをしながら登った後はお待ちかねのシングルトラック。若干の下り基調なのでなかなか楽しいことになります。


 この後もまるでつくられたかのような障害物突破練習場やハンドル操作誤ると崖に落ちます的な場所を超え、最後は斜度のきつい坂を2連続で曲がりながら下るというエキサイティングなライドポイントを超えるとアスファルトに出ます。アスファルトですが立派に林道です。名を夜盗沢奥武士線と言います。凄い名前だよねえ…。

 これをばびゅんと西方向に下っていくと大倉ダムへの道につきます。その直前に橋があり、冒頭の写真で見ることができる光景が現れるわけです。この高さからスマフォを落としたら一巻の終わりだよなあと毎回思いながら写真を撮っております。怖い怖い。

 では大倉ダムを超えて定義山へ…というのがいつものルート。ローディさんやバイクの方、もちろん自動車の皆さんもそちらに向かうわけなのですが、今日の私はそちらに背を向けて漕ぎだします。どこ行くのかって?や、定義山にはいきますよ?

 行くんですが、ここらへんには枝道(ちっちゃい砂利道やアスファルトの道)がいろいろあるので探検しながら行くことにします。これまた子供のころの記憶を頼るんですが…たしか大倉川沿いに出るポイントがあったはずなのですよ…と探すことしばし。ビンゴ。ありましたありました。


 大倉ダムから等々と流れ出る大倉川…というとあんまりありがたみがないですかね。でも、ダム事業というのはなかなか凄いものなんですよ。ちなみに今回来ている大倉ダムというのは、日本で二つしかない特殊なつくり方をしているダムなんだそうですよ。

 で、もうちょっと奥に行くと安全に遊べるポイントが…あったあった。まさかこの歳で子供のころの記憶を探りに探ることになるとは思わなかったなあ。


こちらは流れがかなり緩やかで、いい塩梅に石床状態になっています。ゆるゆると水遊びするにはうってつけ。においと味を一応確認しましたが特に変な感じはしませんでした。や、もちろん良い子は飲んじゃいけません。自己責任でお願いします。

 この奥に林道ないかなあといろいろ行ってみるも、道や橋らしきものがある、くらいしか確認できませんでした。昔はここも主要な道路の一つだったのかもしれませんが…私はそっち方面の知識が皆無なのでわかりません。ただ、現代まで残っているしっかりした構造物を見ると、人間の所業というのも捨てたもんじゃないよなあと思うばかりです。

 さて、寄り道終了。水道記念館を目指します。前から存在は知っていたものの、それが何であるのかも分からないでいたのですよ。で、ここの横を通って定義山にアプローチできる道があるようなのでその調査に行こうというわけです。青下水源地を右手にみながらこれまたえっちらおっちら上っていくと…


 あったあった、林道太刀切定義線。林道青下線は確か崩落しているという話を聞いていたのですが、実は廃道化著しくてアカンということのようですが、一部通ることができたぞという話も聞いてます。真偽はいずれか。ここも要チェックやで。


 4.4km 林道を行けば定義山の油揚げが食べられると念じつつこれまたえっちらおっちら上り、後半はばびゅーんと下ります。道幅は…軽トラでも無理ってな感じかなあ。全面アスファルトなので走りやすいです。どうせならダートが良かったなあなんて贅沢言ってみたりして。


 定義側の出口、看板が曲がっているのは雪あるいは除雪のせいでしょう。雪深いんですよここら辺までくると。そんなことはともかく腹が減りました。ここまでノーコンビニ。つまりノー補給できてるわけですよ。


 揚げたての油揚げにしょうゆをかけてガブリ。シャオっという感じですかね。意外に食べごたえがあるので一つで大満足。ついでに持ってきたお菓子も食べちゃいます。あまり食べすぎて胸やけしてもアレですからね。さて、ここからは定義山の奥から定義林道をかすめて作並に逃げるルートを調査する予定だったのだけど、どうも天気が持ちそうにありません。やぶ漕ぎの可能性がゼロではない 10km をこれから行くというのもちょいとアレななので数分悩んだけど撤退することに。大倉ダム方向へ下って夜盗沢奥武士線を通って大堤林道方面へ抜けるという真っ当な帰り道で 50km のライドとなりました。うーん、不完全燃焼。

 いやまあでも、安全第一ですからね。それにゴールデンウィーク後半は田植えが待っています。ここで怪我するわけにはいかんのですよ…という事でおうちに帰ってひとっぷろ浴びてお酒飲んで就寝。これはこれで、とても良い休日でありました。さて次は…次こそは 120km 程度乗っておきたいんだけど時間とれるかなあ。田植えに自分の家の畑にとやることはいっぱいあるんですよ。やー、春は忙しい忙しい。

※ ちなみに自分の家の畑はこうなりました。絹さや、トマト、キュウリ、ピーマン、ミョウガ、シソ、唐辛子が取れる予定ですが、果たしてうまくいくかしら…。


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