はいどうも、漬物さんです。
先週の土日は「東北風土マラソン」のお手伝いに行ってきましたよ。
こう見えても私もランナーだった時代がありまして、いろいろな大会に行っては主に最後尾をちんたら走っていたものです。最後に出たのはさくらんぼマラソンだったかな?蔵王高原マラソンだったかな?
最後尾っていうとだいたい、回収「車」のイメージなのですが、今回は道幅の関係上なのか、排気ガス的な観点なのか自転車で先導&最後尾をすることになっているとのこと。じゃあじゃあ、ということでフルマラソンの最後尾を志望しました。
最後尾はつまり、DNF した人の世話だったり、倒れている人や調子悪そうな人の介抱・連絡だったりするんでしょう。また、速度は時速 4km くらいで推移する、となるとロードで行く必要はなさそうです。通勤車両に薬や無線などなどを乗せるため積載量を増やせばよかろう、と判断し、通勤バイクにフロントバッグを付けてみました。
ダッサ…ま、まあしかし、今回はかっこよさとか性能とかではなく、下手すれば人命にかかわる可能性だってあるでしょうから、多少のアレさ加減は置いておきます。まあ、見慣れてくるとちょっとかわいい気もしてきましたし。
奥様は同じく通勤用MTB。荷物は私と共通化すればいいだろうといつもの装備のまま。
そして前日。スタッフ打合せのために長沼フートピア公園で待ち合わせ。ふたを開けてみると、私は 3kmレースの先導&ハーフマラソンの最後尾、うちの奥様はフルマラソンの最後尾という配役になりました。無線機を渡されいろいろと打ち合わせた後、コースを試走。
とはいえ、何も考えずに走るとミスコースしそうになるため、明日の朝もう一度走ろうということになりました。
そして よが あけた
朝0600時集合。いそいそと愛車の準備に取り掛かります。フルの先導はロードじゃないと絶対無理なので、一番若くてテクニシャンな左の彼が担当します。スタンディングスティルからバック、バニーホップからウィリーとなんでもできる変態さんです。
ハーフの先導の O さんは特性ミニベロロード。少しだけ乗らせてもらいましたが、真面目に走れば真面目に、緩やかに走るなら緩やかに応えてくれる面白い子です。
僕ら最後尾班は前述のとおり…なんですが、3km レースって中学生高校生が本気で走るんですって。私の通勤自転車はちぎられるんじゃないかしら…という不安を抱きながら各々配置につきます。
中学生高校生の群れの前にちょいーんと居ります。親御さんや応援団の熱い視線が通り過ぎることにいたたまれなくなって撮影に逃避するなど。
なお、3km レース参加者さんが見つめる目線がこちら。なかなかこういうの、見れないよねえ。などとへらへらしていたらカウントダウン開始。うわわわわわ、とスタート。
3km は折り返しレースなので 1500m 走ればよいわけです。今回は1位の子がぶっちぎりでしたね。つかず離れずの距離を保つように気をつかうつかう。進行方向は一緒でも、同じラインを踏まないようにしなくちゃいけないし、先行しすぎても先導の意味がないし。走る人の邪魔にならない距離・ラインってどこなんだろうと考えながらやったつもりなのだけど、うまくできたのかなあ。
このまま私は引き続き、ハーフマラソンの最後尾につきます。
前半最後尾だからと言ってそのまま最後尾になるとは限らないわけですよ。この女性二人はおしゃべりしながらすいーっと順位を上げていきました。恐るべし。
お友達同士の参加なんでしょうかね。だいぶお疲れだった模様。「うーわ、また坂だしww」なんて笑ってましたね。
応援の方々もたくさん出ており、私設エイドもできておりました。お兄ちゃんもあがいんあがいん(※ あがいん→食べていきなー)と言われたので草餅、あずきはっと、漬物、パンケーキなどなど頂きました。めっちゃくちゃ美味しかったです。はっと汁もあるよーと言われたのですが、美味しくいただいているうちに最終ランナーを見失いそうだったのでお礼を言いながらお断り。食べたかったなあ…。
最終的にハーフの最終走者は「実は昨日、靴からウェアまで昨日揃えて参加することになったんですよ…」といういろいろと”ワケアリ”のお方。関門上は記録には残らないのでしょうけれど、きちんと認定外完走。そのガッツと言うか、大人の事情は聴くも涙語るも涙でございました。サラリーマン大変。
ほか、写真を撮れませんでしたがフルアーマージバニャンとか、ある意味フルアーマーなシャンペン瓶コスプレの人とか飛脚だの侍だのが通り過ぎて行きました。コスプレしてサブ4とか凄すぎて唖然としちゃいますよ。
すべてのランナーの通過を確認した後、コース上の距離表示板やテントの撤収を行ってひと段落です。
自転車部隊で記念写真。いい絵です。
いやあ楽しかった。無線でひっきりなしに流れる情報を聞きながら、マラソン大会の裏側では本当に多くの人たちが、想定内外の問題を即座に判断したり敢えて判断せず保留にしたりしながらランナーやその家族が快適に楽しめるような苦労をしてくださってるということもわかり、本当に頭が下がりました。
自分もその一端のお手伝いができたこと、本当にうれしく思っています。いい経験をさせてもらいました。せっかくの自転車趣味。自分の為だけじゃなくて、少しでも人のために乗れるってのもいいもんです。まだどこかの大会のお手伝いしたいなあ。
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