2011年6月2日木曜日

震災、近況、その他もろもろについて


 こんにちは、漬物樽の中の人です。
自分のブログの更新をすっかり忘れていたとか…今更ながらにはなりますが、生きておりますし、特に怪我もしておりません。無事ですよ。もし、ご心配下さった方がいらっしゃったとしたら、ブログ上での連絡もせずに大変申し訳ありませんでした。

 さて。
 震災後になにしてたかと言うと、普通に出勤してました。電気も水道もガスもないので、4日間くらいお風呂にも入れず。ガソリンが乏しかったので車での通勤は無理なのでずっと自転車で通っては情報収集する毎日でした。幸い、仙台中心部には電気も通っていたようで、携帯の充電をさせてもらいながらなんとかお互いの実家へ連絡を取ろうとしては失敗するという毎日でした。

 ガスが実は使えることが判明し、電気・水道が来たのは5日後のことでした。久しぶりの熱いお湯を浴び、テレビをつけ、我が家が津波被害をギリギリまぬがれた地域であったことを初めて知ったときの戦慄は、今でも忘れられません。情報が一気に流入してくる気持ち悪さや苛立ち、悔しさや怒り、そして…悲しいことが受け入れきれずに悲しめないことが、悲しい様な、ありがたい様なという良くわからない感情。アレは二度と味わいたくありません。


 しかし、そんなこんなありつつも私たちが住んでる地域は傍目には普通の生活に戻りました。ジョギングする人も増えてきたし、犬の散歩、公園で遊ぶ子供たちも増えてきました。でも、そこから1kmも海側・河側に行くと、そこはガレキの山だったり、見えなかったはずの水平線が見える土地であることには変わりありません。それでも、生きるためには普通に暮らしていかなきゃならんわけです。

 普通の生活ができることというのはとてもありがたいことです。そういう生活を送れる人はぜひ送って、余剰のエネルギーや何かがあれば、被災支援に回っていただければ嬉しいってなくらいで良いんだと思うのです。ドカンと支援してくれるのは大変嬉しいのですが、何より一番ありがたいのは、時が経っても震災の悲惨さや支援を忘れないでいてくれるということだと思います。


 そんなわけで、震災後の普通の生活のお話を、また書いていこうと思います。
ちゃあんと記事のネタは用意してあるんですよ。お花見とか、自転車一人旅とか、ハーフマラソン大会のお話とか…ね。

 というわけで、今後もどうか、よろしくお願いいたします。

 漬物樽の中の人でした。

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