2013年8月29日木曜日

ブルベにおける etrex30 (2) 準備から使用までの一連の流れ

 はいどうもこんにちわ、漬物さんですよどーもどーも。

 8月25日は山形県の寒河江市某所(宮城ブルベに出る人たちにはおなじみのスタート・ゴール地点)で「やまめの学校」の教習を受けてきました。いやあ、目からうろこ。考えてみれば、自転車の乗り方なんて誰にも習ったことはないし、ましてや自転車の作り方なんて教えてくれる人に出会ったことはありません。なるほど、自転車ってのはこういうものなのか、と再認識し、また1から、今度は違った角度や態度で自転車と向き合うことができるようになったかもしれません。機会のある方はぜひぜひ受けてみてください。



 さて表題の件。前回は etrex30 の良さを列挙しただけで終わってしまいました。漬物はいったいどんな使い方をしていてイイって言ってるのさ?という声も聞こえてきます。はいはい、んじゃ順をおって説明していきましょう。今回は etrex30 に何をどう設定し、ブルベでは実際どういう風に使うのかという「一連の流れ」を説明します。詳しい細部についてはリクエストがあれば書きますが、たぶんググったほうが速いし、私の説明よりもずっとわかりやすい記事が見つかります。



 では、はじめましょー。



 

※ 今回は概要だけを説明するので図とか細かい説明とかはしません。あくまでも流れだけですよ。


■ 用意するもの


 etrex30 本体(念のため、MicroSDカード4GBくらい)

 OSM地図

 ルートラボの地図

 カシミール3D(フリーソフト)

 ymapjnx(フリーソフト)

   L Python、PIL(Python という名のコンピュータ言語の実行環境等々)

 キューシート



■ 準備

△ パソコン側環境 △
1.カシミール 3D を導入。

 → マカーな方でも使えます

2.Garmin BirdsEye JNX 作製ツールを導入。
 → Python と Python 向けライブラリの導入をする必要があります。

  また、設定ファイルを書き換える必要もあります。これが一番敷居が高いかも。
  ※ 日本語地図を購入した方には必要ありません。


▽ etrex30 側環境 ▽

1. ガーミンヂバイスの日本のOSM地図を導入。
 → ダウンロードにやたらと時間がかかりますが、特定のフォルダにファイルを置くだけ。
  ※ 日本語地図を購入した方には必要ありません。

2. メニューの日本語化

 → 「やりたい人はやったらええがな」程度。ただ…後述のウェイポイントで日本語を使う場合には必要なのかもしれない。

○ GPS データ ○
 カシミール 3D の「GPSデータ」として編集したり準備するものは以下の3つです。

  「トラック」と呼ばれる軌跡のデータ
  「ルート」と呼ばれるナビ用のデータ
  「ウェイポイント」と呼ばれる重要ポイントのデータ

 ブルベで必要なのはトラックとウェイポイントだけかなあと思います。や、ルートがあってもいいとは思いますけど、どーなんだろ。

1.トラックの読み込み

 a) キューシートに従い、ルートラボでルートを引く
 b) 引いたデータを gpx データでダウンロードする

 c) カシミール 3D を起動し、読み込む

2.ウェイポイントの設定
 a) キューシートを見ながら分岐点となるところにウェイポイントを設定する
  ※ これが一番時間かかります。なお、ウェイポイントは50が上限です。

3.必要な人はルートを作成
 a) ウェイポイントをルートに変換する
  ※ ルートのポイントも50が上限です。

4.etrex30 にファイル転送
 a) USBモードにしてファイルを直接転送
  あるいは、カシミール 3D から転送

□ JNX データ □
 OSM 地図もなかなか素敵なのですが、見栄えという意味ではルートラボには一歩も二歩も劣ってしまいます。ymapjnx は何をするのかというと、Y(ahoo!提供の)Map(を)JNX(ファイル形式にしちゃうぞ)というものです。
 etrex30 上でルートラボを見れるような感じと言えば伝わるでしょうか。これをやるためにJNXファイルを生成します。600km の地図で30分くらいかかりますかね。

 作り方は今回は書きません。出来上がった JNX ファイルを Garmin フォルダにコピーすればおしまいです。


■ 使用編

 

1. 電源を入れる

  → GPS補足のためにスタート10分前くらいには起動

2. 設定したルート(GPS的にはトラック)を呼び出す

  → Track Manager から転送したデータを呼び出し、画面上に表示

3. スタート時に Current Track を削除

4. スタート後はちらちら画面をみるのみ

 (この辺りはジョイフルログさんのこちらの記事に詳しいです)

スタート後は、地図画面上に表示させたSaved Track上を、Current Trackで塗りつぶすようなイメージで走り、両者がそれていないか、ウェイポイントを通り過ぎていないかを画面で確認する程度で、操作はほとんどしません。せいぜい縮尺を変えるくらいでしょうかねえ。

 駆け足でざざっと説明しましたが、ブルベに出るまでの準備と、実際のブルベでの操作についてはこんなもんです。とはいえ、これだけじゃあ何がどう面倒なのか、何が良いのかがさっぱりわかりませんね。それについては次回以降、詳しく説明していきます。

 今回は etrex30 を購入するかどうか迷っているあなた、そう、そこのあなたに向けての記事です。詳細は上記のキーワードを拾ってググればいいですよ。お急ぎの方はそんな感じでお願いします。

 こんなしょぼいまとめでも3日くらいかけて書いてるんですよー。
次回のこのシリーズはもうちょっと詳しいところまで突っ込みたいと思います。今日はこの辺で。あでゅー。

3 件のコメント:

  1. Garmin Birdseye JNX 作製ツール?! ボクの辞書にはありませんでした。勉強します。がんばります。

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  2. ははーありがたやありがたや(ヽ´ω`)
    とても参考になりまするU>ω<)ノ

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  3. お二方:
     もうちょっと深く記事にするつもりではありますよー。お楽しみにー。

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