2013年6月7日金曜日

第一回ツール・ド・さくらんぼに行ってきました。(1)

 こんにちわ、漬物さんですどうもどうも。



 先週からイベント続きでなかなか身体が休まらない気もしますが、楽しいこと続きなのでまあいいやって感じもあります。

 さてさて、今回のレポートは楽しみにしていたツール・ド・さくらんぼ。山の中を 123km 走るという、「走りぬけ!二輪界の修験者!」というキャッチコピーにふさわしいコース。ルートラボで高低差が結構あるのは見ていたんですが、実走してみると予想以上にキツいコースでした。平地ほとんどないんだもんorz

 しかし、そのつらさを吹き飛ばすくらいに山も新緑も木漏れ日も空気もきれいだし、エイドステーションでおいしいものはいただけるし、表示盤があるから道に迷うこともないし、何より沿道の応援が暖かいわスタッフの皆さんも暑いなかで頑張っていただいてるわで本当に良いイベントでした。

 以下、写真多めでレポートしてみたいと思いますよ。

 


 

 山形県は寒河江市。酒蔵はあるし温泉はあるし…なんだけれどいまいち観光客(泊まり含む)がいないのが意外なところなのですよね。いいところなのになあ、と思っていたらツール・ド・さくらんぼの告知ですよ。スタートは寒河江IC直近の場所と聞いて小躍りしましたね。


 いそいそと家を出発し、会場で受け付けをすまし、がんちょさんと合流。
がんちょさんは前夜呑みすぎたらしく、ビビるくらいのテンションの低さ。


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 お互いに「今日はそれぞれのペースがいいよね…」「そ、そうだよね…」などと後ろ向きなことを言い合いながら適当に会場を散策。ちぇりんとミス山形を写真に収めてみたり


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 バイクラックの自転車たちを視姦してみたり。


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 そんなこんなしていると、テレビ局につかまってインタビューされたりしちゃったりして。6月15日15:30から山形県内でのみ放送される「ツール・ド・さくらんぼ」の特別番組に、出るかもしれませんなあアハハー。


 そんなこんなしているうちにチーム Kimagure-Shift シフトのジャージを発見…と思ったらもっと早くにこちらは発見されていたらしく、いわんさんからお声をかけていただきました。や、痩せてるなー。うらやましいわぁなどとあいさつをしていると、BRM420 宮城 200km で「くるくるまわすんだよー!」とアドバイスしていただいた方からお声をかけていただきました。いわんさんのお知り合いだったんですね。「わたしです!くるくるです!」「ああ!あのときの!」で通じるというのもすごいですよねえ。ちょっとした連帯感を感じるなどして、開会式を迎えるのでした。


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 団長さんはあいかわらずだったり


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 周りを見渡せばヘルメットまみれだったりという、良くある自転車イベントの開会式。しかし、青年会議所の理事長さんや団長さんのおかげでテンション高く盛り上がる我々参加者。さて、スタートです。


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 0900 時からのウェーブスタート。全員スタート終了するのは 0930 時くらいだろうから、1730 時くらいにゴールすればいいですよということのようです。制限時間が30分増えたようなもんです。


 天気は最高。スカーンと晴れたまっすぐな道路を、これまたスカーンと走る。理屈抜きで気持ちいいですね。最高です。


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 我々夫婦は大体最後尾スタートで最後尾を維持するという感じだったんですが、今回はなるべく早くスタートして制限時間内につきたいぞ、という方針。だもんで、初めての、こう、皆さんと一緒に走るよ状態。振り返るとこんなにサイクリストたちがいてくれるというのはなんかこうちょっと嬉しい。


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 それにしても、快晴哉快晴哉。最初の道は平坦なんですよええ。このままどこまでも遠く…と思うほど。


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 で、ツール・ド・さくらんぼですがね、沿道から応援があるんですよ。自転車レース会場みたいに固まってわあああという感じではなく、そうですねえ、近所の爺様婆様とそのおなかまが三々五々集まって、適当に応援して飽きたら帰るみたいな緩い感じの。それがコース全体所々で見られてうれしかったですね。


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 このころがんちょさんはまだ二日酔い状態。現在の状態が不思議なくらいの華麗なダンシングを見せるのはまだまだ先の話である。

 平地区間が終わり、少し登り。慈恩寺までの道のりが始まります。


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 この緑と青、白のコントラストは最高であるな…などと言ってる間にあっという間に標高は高くなり、


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 絶景かな絶景かな。惚れた女房のケツを見ながら山と同じ目線から町を見下ろす超上から目線。そりゃあムスカ大佐も人がゴミのようだ!と言いたくなるわな。


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 PC1 …もとい、、第一エイドに到着です。ここでは水と心太がふるまわれますよ。火照った体に冷たくちゅるんとしたものが入るのはなかなかの快楽ではあるのですが、アイニードカロリー。

 その他、


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 こんなお守りがいただけます。やあ、これはうれしいですね。首にかけるとちょうど邪魔にならないサイズ。サドルバッグに括り付けてる人もいまして、こちらもなんかかわいい。霊験はあらたかなのかはわかりませんが、完走できるにちがいないという気持ちはわいてきますね。


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 慈恩寺前でたばこをポイ捨てしていった僧侶なんてボクは見なかった。

 

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 慈恩寺を下ると、道はまた平坦基調。たぶん目の前のあの山が葉山じゃないかな…雪被ってるけど、こんな装備で大丈夫か、俺。

 そして徐々にのぼりになる道。嫁はまだまだ元気らしい。


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 さぁておいでなすったな葉山!と思ったらまだまだ入り口じゃあないらしい。
がんちょさん「住宅街を抜けてそのあとだった気がする」


 ふむふむ、と走っていくと、昔のレディーたちが総出でお出迎えである。


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 垂れ幕はきっと今日のために貼ってくれたに違いない。婆様昔のレディー達も黄色い声をあげて応援していただけるわけですが、これはねえ、ホント、嬉しいもんですよ。


 田代地区を抜けると、ついに来ました葉山。コイツがラスボスだと思ってましたが、ドラクエIII でいえばバラモス、FFVでいえばエクスデスみたいなもんだな、というのがゴール後の正直な感想。


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 ああ、山岳。なかなかの斜度をえっちらおっちら登っていきますが、言うほどつらくありません。な、なあんだ、いけるんじゃねえのと思いつつ粛々と登って行くと給水所。あら、これはうれしいわ。


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 そして葉山はここからが本番。ついに本性をむき出しにしてきやがりました。


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 な、なんぞこの斜度。何とか乗ったままクリアするんだ…なんて思ってましたが、我々の目標は完走です。こんな前半戦で体力を使い切るわけにはいかんのだ、と降車。ふと奥様に目をやると


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 だ、大丈夫…じゃなさそうね…。


 参加者の皆さんも葉山にはかなりひいこら言わされたらしくみんなでちんたら押し歩き。


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 クロスの方と談笑してみたり、ナイスミドルのおじ様とフラペについて盛り上がったりしていると、29er の方が両足攣って苦しんでるところに遭遇。塩サプリがあったので渡しておきました。「そ、そうか、塩分かー!」とおっしゃってましたが、大事なのはカリウムとすいぶんですぜー。


 乗ったり押し歩きしたりを繰り返しながらしずしずと進んでいくとついに、ついに来た下り!


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 前方のクロスで参加していたお二方の喜びようはひとしおだったようで「イヤッハー!く・だ・り・だー!」と叫びながら下って行きました。うんうんわかりますその気持ち。


 てっぺんのちょっとした平地をすぎ、




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 少し下ると葉山エイド。おにぎり、ウィンナー、タケノコ汁に漬物とお茶が用意されていました。


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 手作りの塩おにぎりがおいしい!疲れた体にウィンナーがしみこむしみこむ。タケノコ汁は少し甘めでこれまた疲労回復。漬物は言うまでもなく最高です。いやあ、んめがった。


 人間、現金なもので、ご飯食べると体力だけではなく、精神力も回復するのです。


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 とはいえ、集中力も悪い意味で途切れるのか、この先で落車事故が発生していました。道路に結構な量の鮮血が飛び散っているのを目の当たりにすると、改めて下りは怖いなあと思うのです。(下りにトラウマをもっているあてくし。)


 ゆっくり山を見ながらくだります。


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 てーっと下るだけなので楽チン楽チン。葉山も越えたし、ツール・ド・さくらんぼ余裕じゃーんと思っていたのは事実でございます。月山湖から流れてくる河の水はとてもきれいで、水量も豊富。そりゃあもちろん記念写真撮るでしょ。


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 アングル、自転車の持ち方、体型、何もかも失敗した例↑


 下りは大体ここまでで終わり。あとはゆるゆると登って行くだけです。


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 登りはもうお腹いっぱいと思いつつ、風景を楽しみながらゆるゆるとペダルを回します。そのころ奥様は何してたかというと


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 集団の先頭を引いてらっしゃった…やるじゃないか奥様。


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 朝日連峰を見ながらちょっとだけ平地。空の青、雪の白、新緑という組み合わせは本当、いいですよね。何がいいって言われると困るんですけど、心の底からきれいだなあっておもうのですよ。


 さて、ここからは徐々に登りになり、月山湖へ行くことになるわけです。ここから我々は大いに苦しむわけですが、それはまた次回。画像マシマシでお伝えしたいと思いますよ。


 では今日はこの辺で。あでゅー。

 






5 件のコメント:

  1. 楽しそう~!

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  2. ツールドさくらんぼ、楽しかったですねー。
    天気も良かったので、写真も撮り甲斐がありました。確かにコントラストが見事です。
    イベント自体も、地域の一体感が大変印象に残ってます。
    東北もこういったファンライドイベントが増えてくれるとうれしいですね。
    開会式会場ではありがとうございました。

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  3. �� 友福荘さん
     や、ホントに楽しかったです。キツさも適度(ちょっと過剰)、エイドは腹いっぱい、スタッフの数も豊富で何から何まで行き届いた大会でした。来年はぜひ!
    �� いわんさん
     こちらこそありがとうございました!そうそう、山形にはサイクリング大会多いのに、宮城にはないんですよねえ…。こういう催し、いつか開催してみたいなあ。

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  4. 寒河江青年会議所理事長2013年6月18日 22:11

    ご参加いただきましてありがとうございました。寒河江、西村山地区を堪能していただいたようでなによりです。今後も2回、3回とツールドさくらんぼが発展できるように頑張りますので、来年も、参加して下さいね。

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  5. 突然のコメントで失礼いたします。
    ツールドさくらんぼ2014が楽しみすぎてウェブを見ていたところこのブログを見つけたので、拝見させていただきました。
    葉山エイドに自分と友人の写真が写っていたのでコメントしました。
    来年のツールドさくらんぼも楽しみですよねヽ(^o^)丿

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