2015年1月29日木曜日

続々 ブルベ用ライト考(1)


 はいどうも、漬物さんです。
 今年は1月からブルベに参加するなどして鼻息も荒い感じですが、悩んでることがあるんです…ってのが掲題のライトの件。GENTOS の扱いやすさ、中華ライトのランタイムに感動しつついろいろと使ってきましたが、現行の問題は、安定性がないこと。これにつきます。

 メインライトは疑いもなく、偽 MJ-808 と言われる中華ライトで良いんです。明るさ、ランタイム、どれをとってもブルベ用と言ってイイと断言します。
 ただし問題は、バッテリーの作りや安定性、重量。バッテリーの被膜を剥くと、18650電池を4本とちっちゃな基盤があんまりうまくないハンダ使いでついているってだけのモノでした。振動を与え続けると、このハンダが外れてしまうんですね。かといって、電気知識がほぼゼロな私にはハンダコテとホットボンドを駆使するくらいしかできないし…。

 なので、コンビニですぐに入手できる乾電池を用いたサブライトは必須です。これまでは GENTOS の SF-353X3 をサブライトとして用いてましたが、この子、電池消耗に従う光度の下がり方が半端ないんですよね。最初のうちは煌々と光るのですが、数時間もするとビックリするくらい暗くなります。うちの奥様にCATEYE の HL-EL340( 1000カンデラ)で後ろから照らされる光に負けて、私の前に影ができるくらいの態になります。
 そこで投入したのが GENTOS の新フラッグシップ NEXERA シリーズですが、コレも結局同じことに。「単2電池で2本で300ルーメンを維持できる」というカタログスペックが本当なら、メインライトに慣れる性能ですが、もちろんそんなことはなく。あっという間に明るさが失われ単なる重量物に成り下がります。

 ハブライトとして、HL-EL340 を付けてますが、この子は本当に優秀です。ランタイム、明るさ、軽さ。配光も横広がりなため、ハブ軸に着けて近くを照らし、メインライトは庇を付けて眩惑を防止しながら遠くを照らせば、夜の激しい下り道でなければ問題なし。


 なのだけど、前述の理由からサブライトは持っておかないと生きて帰れません。
山道の下りで、たったの 1000 カンデラでダウンヒルやれとか自殺行為だし対向車にも迷惑です。

 そのための、サブライト。

 いやまあ、ヘルメットにつけるライト(ヘッデン)を考えてもいいのでしょうけれど、BRM 規則を鑑みた時にいう前照灯というのは、自転車本体に確実に固定されたものである必要があるでしょうし、予備灯火だって推奨されてますからね。

 もしくは、現在のメインライトをサブライトにしたっていいんですよ。信頼性の高いメインライトがあれば、ね。まずはそのあたりから考えていきますか。





 ブルベ用のライトを選ぶ基準はなにか、と聞かれれば自他ともに安全な夜間走行ができること。そこから先は人それぞれの好みがあるでしょうから選択肢は無限にあります。自分に合わないソリューションが他の人にはベストチョイスであるなんてことはよくあることです。

 これから書くことは漬物家的にベストチョイスか否かですので、参考になる部分があればそれは嬉しいですがならない部分も多々あるということはご承知おきください。


 お金をガンガンにかけてよいのであれば、おそらくあまり悩みません。ハブダイナモ&強力なライトというソリューションが一番でしょう。SON Deluxe をハブとして、Mavic Open Pro をリムにして。ざっと5万円くらいでホイールは出来上がり。ライトは Supernova E3 Triple で決まり。800ルーメンを常に出し続けることができるってのはこれもう最強なわけですよ。Exposure Revo MK1 Dynamo なんてのも面白いかも。

 と、一気に10万円が吹っ飛んでいく計算です。や、まあ、うん、出せない金額じゃないですけど…「ただでさえヘタレで 600km すら走り切れていないのに、何故お金をたっぷりかけて足に負担をかける必要があるの?」という基本的な問題が解決できていません。いくら SON Deluxe とはいえ、普通のハブよりは足に負担はかかってしまいます。脚にも財布にも負担をかけるってのはちょっとなあ。や、鍛えろよwってな話ではありますが。

 日頃の通勤や足としてのハブダイナモライトはこりゃあもうベストチョイスなのは言うまでもありません。値段だってこなれています。一般的な通勤を想定するなら、Shimano の WH-S501-3D (約 18,000 円)で完組のハブダイナモホイールが(品薄ではありますが)手に入ります。これに Shimano の LP-R200(約 3,500 円)なり、台湾の新鋭メーカー SP 社のフィッシュアイレンズ(約5,000円)をあわせれば、ランニングコストはかなり低減されます。メカトラブルだって、ママチャリの実例を挙げるまでもなくゼロに近いでしょうしね。
 場合によっちゃあ B&M 社の Dymotec6 という転がりがめっちゃ軽いと言われるブロックダイナモが海外通販で3,500円くらいで買えるのです。カーボンバイクとかじゃなければこれがハイコストパフォーマンス。こっちを選択すれば Magboy とか ウルトラレーザービーム6 とかいう国産の、評価の高い軽快車用ライトを選択するという別な方向性だって見えてきて、1万円もかからず問題解決、となりますね。


 が、悲しいかな、ちょっと走れば膝が痛いだの嫁の声聞いておうち帰りたくなっただのと甘ったれた私が持つには分不相応なアイテムです。憧れのアイテムともいえますね。俺ぁハブダイナモで全然問題ねえよと言う人はぜひ下記の表など見ていただければ現行価格くらいは見れますよっと。


 というわけで、通勤車両ならともかくブルベにハブダイナモは私にはハードルが高すぎます。よって、普通のライトを考えなきゃいけません。

 お金をガンガンかけれるのであれば、Exposure のいずれかから選べば事足ります。おそらくいろいろ思い悩む無駄な時間をパスして正解に近いソリューションを提供してくれるはずですが、ランタイムとかどこにも書いてないんだよなあ。


 と、書いている間にちょっとしたアイディアの実験をしてくれた方などがいて、この考察の方向性も決まってきたようなもんです。さてお次は電池式・充電式のライトの考察ですよ。

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