漬物さんですどうもどうも。
いやあ、引越すといろいろあるもんですね。
ガソリンスタンドに行く途中に廃品無料回収をしてくれるところがあるんですが、自転車がいっぱい並んでるんですよ。ママチャリやATB、小径車などなど、まあその、いわゆる一般的な自転車ばかりが雨ざらしになってまして。
こういうところにお宝とか眠ってたり…?とよそ見運転しているとカンチブレーキな昔のハードテイル MTB とかあったりする。へえほおふーん、とチラチラ見ていたら目の端に知っているロゴが映った気がしてですね。
運転中の一瞬の出来事だったのでおそらく気のせい。しかしあのフレーム形状は…ってそんなおいしい話があるわけなんかない。見間違い見間違い、とスルーしてた訳ですよ。
数日後。
東北風土マラソンのお手伝いに行った時のこと。まるくまさんが出してきた自転車を見て電流が走りましたね。
(まるくまさん撮影。写真をお借りしてきました。)
国産の、大阪の、杉村商店だっけ、の、PROGRESSIVE。独特なフレーム形状は確かにちらっと見たあの自転車だ。
…なあんつってな?そんな都合よくここら辺クラスの自転車が雨ざらしになって一台 3,000 円くらいですよーなんて売ってるわけないじゃん。
と、鼻息を荒くしながら無料回収してくれる例の場所へ。
漬物「すすすすみません、ここら辺の自転車って売ってもらえるもんなんですか?」
店員「ウレルヨーダイジョブヨー」
漬物「ワカターチョットミサセテネー」
…明らかに外国籍なイントネーションだけどまあ何でもいい、とにもかくにも現車確認。えーと、ここらへんにたしかあったはずなんだけど、と探すこと数分。見つけた見つけた。確かにプログレッシブじゃないの!!
ぱっとみた状態としては
・ チェーン錆びだらけで動かねえ
・ フロントサスのインナーチューブも結構な錆び
・ ブレーキシューはかっぴかぴ
・ ホイールには草だの虫の卵だの
・ タイヤ&チューブはもちろん腐ってるぽい
・ ケーブル類は完全にアウトくさい
ものの
・ ラピッドファイアなシフターはバッチリ機能
・ フレームに錆はないように見える
・ なぜかトピークのビームラックがついている
・ ホイールの回転自体は問題なさそう
という好材料もある。値段を聞いてみると 5 千円とのこと。うーん?うーん。うーむむむむ(悩
さりげなーく大蔵省に伺いを立てててみる。
何この好反応。ざっと見た限りやらなきゃいけないのは以下の通り。
1) 全体的に磨く(コンパウンド購入) ¥1,000
2) チェーン購入 ¥1,500
3) ケーブル(インナーアウター)購入 ¥3,000
4) 同ブレーキシュー購入 ¥1,500
5) チューブ・タイヤ購入 ¥3,000
6) 一般的なメンテ(注油等々) ¥0
…アレ。1万円もかければ何とかなるか。BB 交換したって3,000円。本体込2万円あれば何とかなるねえ。この子、ディスク台座がついてるってのもポイント高い。
ともあれ、自分のレストアスキルや知識がはたして追いつくのだろうかという不安はある。まあでも、夏休み(までに終わらせたい)の自由研究としては面白かろうし、いざとなったら某店にお願いしちゃうというフェイルセーフもある。問題ない。
って言ってもさあ。夫婦それぞれロード一台ずつ持ってるし、通勤車両も一台ずつ持ってるわけで、いったい誰が何のために使うってのさ。無駄な投資になりはしないか―と二晩ほど悩もうと思ったら
漬物嫁「あたしのミニベロ、結局買うの買わないの?」
漬 物 「あっはい、かいます」
心配はいらないようです。
というわけで、休日をいただいた本日。札束握りしめてお迎えに上がりました。ご紹介しましょう、大阪は杉村商店が誇る Progressive CX-205-16S さん…あれ?
203?なんじゃそりゃ聞いたことないぞ…と調べてみると 2008 年モデルらしいですね。1世代前。でタイヤサイズも 451 ではなく 406 のようです。
元値が約 5 万円くらいと考えればえらく安い買い物ではありますがね。ちゃんとレストアできるかしら。まずは各部の洗浄とサビ取りが必要そうです。じっくり腰据えて行ってみましょう。まともに走れるようになるのかしら。
うひー、手ごわそうだぞうコレ…
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