2013年7月26日金曜日

BRM720 宮城 600 DNF 記



 はいどうも、敗残兵です。神は「DNF 体験談のほうが面白い学ぶべきものが多い」と言われました。ですので、スーパーアタック奥志賀の DNF 体験談はさておき、まだ記憶が新しいうちに BRM720 宮城 600 のDNF の経験を記録しておこうと思います。

 例によって例のごとく、写真は少なめ。いつか、写真撮りながらもそれなりに余裕で完走できるようなランドヌールになりたいです。まる。

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 バイクは超がつくほど快調だったのになあ…。


 さて当日。2000時くらいに眠り、1230時くらいに起床。荷造りはすでに終わっていたので、熱いシャワーを浴びて目を覚ましてから出発。出発の際にうちの奥様からおにぎり 2 セットの支給をいただく。その日も仕事だっていうのに無理して起きて作ってくれるうちの奥様には頭が上がらない。


 600km…走り切れるわけないじゃないかと結構なネガティブモードで車を走らせ、仙台駅へ。今回は YO-TA さんと一緒に山形へ向かいます。何度かお会いしてますが、じっくりお話しするのはこれが初めてかも。スタッフへの差し入れを忘れないナイスガイでございます。


 無事に合流し、自転車を詰め込んで一路山形へ…の途中で弱冠のミスコースをするなど、すでに神様から見放されてる感が満載なのである。はーあ。


 駐車場に到着するも、ごとーさんの愛車の影以外参加者のにおいはしません。横付けして中をうかがうと爆睡中。じゃあ我々も寝ますかとか言いながらもおにぎり食べながら話をしていると職質を受ける。やー、警察の人もびっくりしたようですね、我々のかっこうを見て。


 何やら車上荒らしが横行してるらしく…ということで免許証の内容をメモられ、仕事の内容を言わされるなどしていると、続々と車が集まってきます。


 あれ、ブルベ参加者は20人程度のはずなんだけど…と思っていると、たまたま近くにいらっしゃった参加者の方からは「あれはね、消防署員じゃなくて消防団なんだよー。俺もやらされたw」とのこと。朝も早くから大きな声を出して訓練してました。お疲れ様です。


 自転車をセットアップしているとランドヌール宮城代表の鈴木さんが登場です。最近とみにお忙しいようでしたが、お元気そうで何よりです。受付をし、車検をしているとブリーフィングタイム。


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 木曜日の大雨で一部区間が通行止めだったのが片側通行になったから気を付けるよーにというお言葉をいただき、0500時に「んじゃあはじめてくださいー」の号令でスタート。真ん中あたりからゆるゆるスタートします。


 実は、今のジャージを着るようになってからケツというか、蟻の門渡りが痛くなるようになり、いろいろと試行錯誤してみたもののいまいち納得いかず…という状況になっておりました。サドルを下げたり、尻のポジションを変えてみたり、ペダルを変えたりクリートを変えたり…だいぶいい塩梅なところを見出すことはできたのですが、最終的に諸問題を解決してくれたのは賛否両論ある「やまめ乗り」と呼ばれるポジション&乗り方でした。


 とはいっても、60Km ほどしか乗り込んでいないので、果たしてロングライドではどうなるかはわかりません。今回 600 で試してみようじゃないのよというわけでやってみましたよ。


 相変わらずケツは痛くならないし、足は自然に回るようになるしいいことづくめ。そう、とてもいいことづくめでした。


 なんかさあ、周りも凄いペースで走ってるしさあ、ペダリングの調子もいいしさあ、なぜか私小集団の先頭走ってるっぽいしさあ、後に うにょん さんもいらっしゃったもんで緊張したしさあ…と、調子に乗って脚を使ってしまった気がします。何やってんだ俺ぁ。


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 途中、震災の再来かってくらいの未知の状況を横目に見ながら、07:10 に PC1 に到着。53.3km を 2 時間 10 分てのは私にとっちゃオーバーペースも甚だしい。コンビニに入って…レッドブルが売り切れていることにちょっと笑ったくらいにして、Burn だっけかな?青いエナジー系ドリンクが一本だけあったので購入。そのほか、ジョアとトマトジュース。なぜか食欲がなかったので固形物は取らず。これが敗因その一。どんな状況でも食えって話です。ハンガーノックにはならなかったまでも、体力を大きく失う原因にはなったと思うんですよね。


 それでも、脚を結構使ってしまったという自覚はあったので少し多めに休憩をとり、再度出発。脚は相変わらず回るのですが、まわりすぎるくらいまわります。ちゃんとした「やまめ乗り」ができているのかどうかはわかりませんが、にわかにやると脚がするする回る分だけ体力と脚が削られます。これぁアカンと再度、白布峠前の最終コンビニっぽいところで休憩。


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 たしかここでは、男梅の干し梅、トマトジュースを購入した気がします。この干し梅はホントに便利で、これがあったおかげでとりあえず 300 走れた気がします。私のブルベにおけるマストアイテムになりました。


 そして西吾妻スカイラインへ。


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 途中でボトルケージが外れかかってしまったのでボルトを締めると、何人かにパスされます。大丈夫ですかーと声をかけられるのがちょっと嬉しい。大丈夫でーすと答えつつも、太もも全面は徐々に痛くなってきてるし、本当に大丈夫なのか俺、と苦笑い。


 徐々に登りになってまいりました。ひぃこらひぃこら登っていると小野川温泉かな、のあたりでオーロラ観光センターというところに行きあたります。


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 ここで休憩してた方にのし梅をいただきまして。おいしかったなあ。コーラを飲みながらここでも大休止です。すごい斜度なんだもんこの温泉街。


 おばちゃんと話ともつかない話をしながら重い腰をあげます。15分くらい休憩してたんじゃないかしら。え、乗りませんよこんなとこ、あたしゃ歩いていきますよ。


 …で、ここから白布峠。えっちらおっちら歩いていきますが、うん、脚が攣る。これは食事をしてないせいかもしれんと思いつつ、なぜか鎮痛剤を飲みます。そんなん効くわけないのに。両足均等に釣りそうになるもんだから、歩いては立ち止まってマッサージ、乗ってはびきっと来てマッサージ…にしびれを切らして 2RUN というメイタンの新商品を投下。あまり聞きませんでしたorz


 と思ったのもつかの間、だんだん調子は上向いてきました。乗れる時間も増えてきたしこりゃあ何とかなるんじゃないの、と思ってたころに YO-TA さんを発見。寝てるんだろうなあと思いつつも声掛け。「ふぁあい」との返事。前日も忙しそうだったし、寝れなかったって言ってたもんなあ、と心配ではありましたが静かに先を急ぐことにしました。正直、あの YO-TA さんが撃沈している!?とショックでもありました。


 先に進むと、車道にででーんと自転車が置いてあり、すわ何事と近寄ってみるとスポーツドリンクづくりにいそしんでる御仁が。「だいじょぶですかー」「いやあ水がないんだわ。これ汲もうと思ってさ」「そ、側溝の水ですか。だいじょぶなんですかね?」「飲むしかないさー」ランドヌール恐るべし。とはいえ、私も道々「ああ、綺麗だし冷たそうだし、飲めるんじゃねこれ?」と思っていたことは確か。山中のお水はホント綺麗です。


 そして11時15分ごろ、白布峠をクリア。汗だくだく。こう、碑らしきものを見つけられなかったので、いつものここで撮影。


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 かなり標高は下がってるけど、見てよこの景色。


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 登ること自体は正直あんまり好きじゃないんですけどね。この光景を見ることができること、自分の力で登ることができたと感じることは大好きです。福島は相変わらず美しい。そしてボクの今月の壁紙はこちら。


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 うちの佳代子さんかっくいいな(親ばか)。


 さて、脚はもう残っちゃいませんが、出し切ってもいません。ててーっと下ります。ここでもやまめ式なダウンヒル(片足だけに体重をかけない・体は若干前のめり)をやってみましたが、うん、こりゃ確かに快適だわ。下ハン握りやすい=ブレーキかけやすいし、コーナーがあまり怖くない。自然に曲がれる。素敵だわーと下りまくって腹が減りました。


 PC2 まで待ってご飯食べようと思っていたのですが、せっかく食欲も戻ってきたことだし、しっかりしたところでちゃんと食べたいと思っていたら、店の前に GIANT のランドナーが置いてあるお店がありまして、ここならこの格好でも大丈夫だろうと入店。


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 Aセット(だっけかな?)を注文。あいにーど炭水化物。


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 いえーすいえーす。冷たいおそばに暖かいカレー。元気モリモリです。ランドナーの方はガチな旅行者の方で、いろいろとお話し。寒河江から来た?ブルベ?なにそれwwという反応でしたね。「峠は一日一つまで」なんて名言も飛び出しました。いやまったくその通り。
 ゆっくりと旅をしてらっしゃる方で、今日は会津から米沢まで行くとのことでした。お互いに武運を祈りつつ、別れます。こういう出会いも楽しいもんですね。


 そして PC2 へ着くと、なんだか自転車のりがいっぱい。ああ、宇都宮スタートの人たちかあと見ていると取材班までいる。おーすげえなあときょろきょろしてたら有人チェックだったのねここ。AJ宇都宮ご謹製のチェックシールを張っていただいてちょっと嬉しい。水を1リットル、レッドブル、その他を補給しほんのちょっとだけ休んで出発。来た道に戻ろうとして AJ 宇都宮のスタッフの方に笑われたのが私ですHAHAHA。


 PC2~PC3は下るだけ。ててーっとくだって 14:10頃に到着。5 人くらいの集団の方がお食事中でした。一人は 29er の方で、「土田さんにこれで出ろって言われてさww」とのことでした。ツチダレーシング恐るべし…。

 

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 私が買い物を終えるころには皆さん出発してました。私はと言えば、とりあえず水物だけかって飲みました。補給食も持っているのですが、甘いものはノーサンキューでした。せめてもの抵抗でチーズを買ってみましたが、さて、はて。たぶん軽い熱中症というか、夏バテ状態だったのでしょうね。無理にでもご飯を食べるべきでした。

 そして iPhone が熱暴走したのもこのころ。ハンドルバックに入れて直射日光を浴び続け、GPS 動かして充電してればまあ、そりゃあね。高温注意の画面を見てこれはやばいと判断。 Runkeeper での記録取得はあきらめます。まあ、etrex あるんだからそもそもいらんわな。iPhone が真価を発揮するのは、DNFになった時やトラブル時でしょうから、今は動かなくて結構。

 そして、氷玉峠アタック。このころになると道端で寝てるランドヌールがちららほららとみることができます。私もご多分に漏れず休憩。やっぱり足が攣りまくる。

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  ここまで、実は靴を脱いで登ってきました。クリートがかけるのが怖かったのと、歩きすぎて靴擦れができたことが原因です。疲れ切って脱力して、ぼんやりしながら考えて、とある仮説に行きつきます。どうやら私は歩いたほうが足が攣るんじゃねえか?

 んじゃあ歩かずに登ろう。辛くなったら足を止めて休もうと腰を起こしかけた時、 YO-TA さん登場。おおよかった、と一安心。よーし、とYO-TAさんに食らいついていきますがあっという間に離されます。ハハッ。

 途中、水が切れかけましたがここで補給。神様はいらっしゃると思った瞬間。ごちそうさまでした。

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 そしてなんとか峠をクリア。下界(といっても山の中腹)に帰ってきました。見つけたコンビニで何でもいいから食べることに。ねばねば豆腐と麻婆豆腐丼。麻婆豆腐は躊躇したのですが、ほかに食べたいと思うものがなかったのですよ。香辛料のにおいをかげば、少なくとも食欲は回復するんじゃないかという思惑もあり。

 で、食べれました。特にリバースすることもなくおいしくいただけました。身体にも力が戻ってくる感じです。気温もだいぶ下がってきて、遅ればせながら調子がいい。ああこれは完全に熱にやられてたんだなわたしゃ。

 ずっと登り基調の道をだらだらと漕いでいきます。見えてきました、謎のコンビニ、PC4です。もうこの時点で走りたくない、本当にもう走りたくないぞというネガティブモードになってしまっていました。その後、YO-TA さんと N さんが到着しましたが、お二人とも疲労困憊の模様。私は奥様に電話して現況を解説すると同時に好きな女の声聞いて癒されるぞ作戦。逆に里心がついたのは秘密。

 YO-TA さんからイートインスペースがあるよと教えていただいたのですが、たぶんここで休むと PC5 にはたどり着けないと判断。サンドイッチを半分だけしか食べれなかったくらい調子が悪かったのですが、先行することにしました。

 基本的には下り基調なので、ものすごく寒いのですよ。汗でびしょびしょになったレーシャツが冷やされていきます。アームカバーとレインウェアを着ていても寒い。でも脚は回したくない。ホッカイロを使うか?お、登り基調じゃないか?足をくるくる回すぞー。暖かくなった!でもつかれた。あれ?寒い…いや、あたたかい?標高が下がったのかな?でもそんなに下っていないはず。あれ、俺、登ってなかったっけ?いやいや下がってる。アレ?と、頭もかなり悪くなってきているころ、現れたのがこちら。

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 もう営業時間も終わって大して暖かくはないものの、38度くらいはあるであろう足湯。ちゃぷんと足を付けて数分もするとだいぶ暖かくなってきます。ここで寝ようかなと思ったものの、どうもこう、なんとなく人通りが多い。いやいや、PC5まで頑張ろうとストレッチ。また下っていきます。

 1時間後。寒さはだいぶ緩和したものの、今度はその水分を含んだ感じが非常に不快。攻めてインナーくらい変えようかなあ、でもすぐびちゃびちゃになるよなあ。うーん…とうなっていると聖地はそこにありました。

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 いーやっはー!100 円で 12 分間。さぞや臭い状態で乾くんだろうなあと思ったら全然そんなこともなく。文明の力に癒されたのでありました。コインランドリー最強。え、この間お前は何を着ていたのかって?やだなあ、レーパンは洗ってませんよ。その黄色いのを上半身にかぶせて寝てましたよ。

 そして、PC5へ。途中で TL 上のアドバイス通りにアリナミンを飲む。体力も足の痛みもそれなりに回復はしているものの、どうしてももう自転車で走りたくない、サドルの上にいたくないという気持ちが先行してしまう。とはいえ、宇都宮までは行くんだ…とサイクリングターミナルを目指します。


 ちょ、なんですかこの劇坂。サイクリングターミナルはダムの上にあるってのはこういう意味か…と最後の坂に苦しみながらなんとか PC5 についたのが、クローズの 26 分前。YO-TA さんは先について待っていたようです。あと来てないのは一人だけとのことでした。ペプシをいただき、休む…というか、どう DNF しようかを考えていただけのような気がします。勇気ある撤退、社会人としての決断、なぁんて美辞麗句ではなく、どうやったら丸く DNF できるかを考えていました。

 何はともあれ、寝る場所確保しようぜ、ということになり、二人でロマンチック村に。いまいち寝る場所が見つかりませんでしたが、私は玄関のタイルの上に眠ることにし、YO-TAさんはもうちょっと先の道の駅で寝るとのことでここでお別れ。30分のタイマーをかけて眠りについたわけです。

 起きて、しばらく考えて、また30分のタイマーを掛け、眠る。また起きて、15分寝て、むくり。次のPCのクローズ時間までは2時間ちょっと。距離は 49km で下り基調だったはず。行けないことはない。いやまてよ、宇都宮駅はここから何キロなんだ?そんなに遠くはないくらいか。いざとなったらここで一晩明かせばいいやな。よーし、いけるところまで逝っちゃおう作戦だ。


 と、よろよろと踏み出すものの、とにかくもう何でもいいから走りたくない。もうどうせ俺 DNF するんだから、宇都宮駅に素直に行こうぜ、と悪魔がささやき始めるものの何とかペダルを踏み続け、キューシートでいうところの67番、中里原の交差点を北に向かうところがガーミン上で見えてきた。「北に向かうのか…駅から離れちゃうんだよな」と思った瞬間、強烈な吐き気がこみ上げて来て漕ぎゲロ。バランスを崩してよろけるもののなんとか体制を建て直し、停車。口の中が溶けるような感じをボトルの水で洗い流し、しばし呆然。漕ぎゲロwww新しいなwwwwと笑い飛ばす気力もなく、たぶんここが、今回の私の終着点なんだろうなとがっくり。DNF することにしました。

 iPhone で宇都宮駅までナビしてもらうまでもなく、新幹線の線路を見ながら進路を南に。途中で東横インがあるらしいという情報を得、宿泊できることを確認してから DNF を宣言。本来なら、DNF を決意した時にやるべきなんでしょうが、「夜遅くに電話しちゃダメだろ」と謎の考えが頭をよぎり、連絡が後になりました。完全に頭がイッちゃってたみたいです。


 深夜のチェックインにも関わらず、東横インのスタッフの方には本当に良くしていただきました。自転車の置き場所、発送用の段ボールの手配からなにから気持ちよく応対いただけたこと、本当に感謝しております。

 東横インのいいところは、朝ごはんが食べられるところ。この時間に合わせてタイマーをかけ、せめてシャワー浴びてから寝ようと全裸になったところで記憶がとだえ、気づいたら朝。膝を床につけ、上半身をベッドにもたせかけて寝てたみたいです。

 シャワーを浴びてさっぱりして、いつの間にかハンガーに掛けられていたレーパンレーシャツを再び着込んで朝ごはんへ。ご飯一膳、オニギリ一個、ウインナー10本、酢の物、たくあん、キュウリの漬物いっぱい、煮物、ジャムトースト、トースト、コーヒーに麦茶。昨晩嘔吐した人間とは思えないくらい食べてましたね。そんな食べっぷりを見ていたのか、明らかに場違いなレーパンレーシャツを見ていたのか、食堂のおばさまが話しかけてきました。曰く、昔は私もランドナーで旅してたのよ、一人?一人のほうが気楽よね、で、どこからどこまで行くの?よんじゅうじかんでろっぴゃくきろ?凄いねー!凄いけどそんなのできるのー?と矢継ぎ早の質問と回答にちょっと楽しくなり、10分くらいお話しさせていただきましたが、おばさま、仕事大丈夫だったのかい?w

 不要な荷物は送ってしまい、宇都宮駅へ。このころ、うちの奥様は寒河江においてある車を取りに山形へ向かってくれておりました。こういう支援や協力があるから、ブルベに出たりすることができるんだなあとしみじみありがたく思うとともに、また完走できなかったなあ、また迷惑かけちゃったなあという気持ちもわいてきて複雑な気分。

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 上手くなるのは輪行のパッキング技術ばかりなり…。


 乗り込んだ新幹線で自転車を置こうとしたのだけど、スキーとかスノボとかを置くけるあの場所がない。客室乗務員さんに聞くとこの新幹線にはそういうスペースはないとのこと。仙台までこちら側はあかないのでどうぞ…と案内されて巣をつくる。

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 ありがとうございます、とお礼を言ったらばこれからロングライドですか?と聞かれ「や、ブルべっていうイベントだったんですが、走り切れずに途中で帰ってきたんですよ」と答えたところ「ブルベ!?出場されるだけでもすごいですねー」と言われたり。会話していた時には気づかなかったんですが、何故あの客室乗務員さんブルベのこと知ってたんだろう…。

 そして仙台着。とにもかくにもお風呂に入りたいと思ったものの、いい塩梅の温泉もスーパー銭湯もないのであきらめて自走で家へ。昨日と違って温度も低いためか、くるくる足が回る。ぐぬぬ、と思いつつ昼食をとりにマックへ。

 本当は牛丼が食べたかったんだけどなあ、大盛りで…と目についたベーコンレタスバーガーのセットを注文。あ、大盛りというか、Lサイズってできるんでしたっけ?と聞いたら +60 円で OK とのこと。じゃあお願いします、と言った結果、

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やべえ、なんかグラスついてきたぞ!? ど、どうしようとおもいつつ、まあ、持ち帰るしかないなあ(嬉)ということで

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 こうなりました。ちなみに、うえのもっこりは輪行袋です。そうそう、このグラスが入る前は胸のあたりに輪行袋を入れていたのですが、みなさんやはりちらちら見るもんなんですね。残念でしたね髭面のおっさんでm9 

 そして無事帰宅。奥様もすでに帰宅済みでお疲れ様と迎えてくれました。毎度毎度ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。

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 シャワーを浴びて、炭酸水飲んで、私の BRM720 宮城 600 は終わってしまいました。自分の実力(精神力・身体能力)ともに限界まで一応出し切れたので悔しくはなかったのですが、こうしてまとめていると、今頃のように「ああできたんじゃないか」「こうできたんじゃないか」と悔しさというかなんというかが芽生えてきます。

 奥様にはいろいろアドバイスをいただき、また、いろいろ話しもさせてもらいましたが、今年は BRM1012 宮城 300 のブルベのみ参加することにしました。SR は今年は諦めます。来年は、状況が許せばまた取得に向けて頑張りたいと思いますよ。

 さて次のイベントは…9月7日の 300 に出ようかと思ってましたがちょっと見送り。8月25日にはやまめの学校に行ってきます。そのあとだと、宮城1000のスタッフ参加ですね。どこの PC にいるかはまだわかりませんが、通過された人を激写したりなんかしてみようと思いますよ。

 では、このあたりでレポートは終わりです。ちきしょう、次は完走しちゃる。あでゅー。


3 件のコメント:

  1. お疲れでヤンした~
    色々あったんですねぇTL上では知らぬことが
    しかし
    良い奥様もってしあわせですな!
    うちのカミさんなんか
    昨年の200のとき送ってってちょんまい
    って言ったら
    なんで?って一言・・・
    まーそれもうちの嫁なんですけどね
    今後も「いい奥さん発動」してもらってくださいね~
    ��0月の300はご一緒できると嬉しいです。

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  2. お疲れ様でした。
    DNFは残念でしたが、無事に生還されて何よりです。
    自力で撤退・帰宅できるからこそ次があるので、正しい判断をされたんだと思います。
    季節的にも「無理したら誰もいない山中で熱中症」なんてシチュも十分ありえますしね。
    思わぬ記念品となったグラスは見るたびに色々思い出しそうですが、次回300を完走したらそのグラスで祝杯をあげるために使ってあげてください。
    昔CMで、「オトコは黙ってドン・フライ(DNF)」って有名な格闘家が言ってました。
    弾き返されてもまたのチャレンジ待っています。

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  3. cos さん、いわんさん
    うちの奥様はよい嫁ですが、(以下検閲削除)
    でもまあ、ほんと、DNF は残念でしたが、何事もなく無事帰還できたのはよかったなあと思いましたよ。
    帰る手段や方法、それを調査する冷静さや実行する体力を残しておかないといけないというのが、ブルベが大人の遊びであるゆえんなのかなあとは思います。
    またチャレンジしますよ。さしあたっては10月の宮城300を夫婦でゴールすることにチャレンジです。

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